Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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現代法学特講J 林  剛
選択  2単位
【法律】 10-1-1210-1782-02

1. 授業の内容(Course Description)
 「現代法学特講I」で行財政の仕組みを学びますが、この授業では、行政を実際に担う公務員に関する諸制度の概略とその運用の実態等について学んでゆきたいと思います。併せて、目下の重要な政治課題の一つである「公務員制度改革」の動向についても注視したいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 行政を担う公務員に関する制度の概略を行政の組織・定員、予算・財政の諸制度と併せて理解すること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席状況・日常点(60%)
 試験・レポート評価(40%)

出席状況・日常点は、カードリーダー、出席調査カード等によって適宜・適時、把握・確認する予定です。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト、教科書は特に用いません。(「6.授業の計画」参照)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 公務員に関する新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などにおける報道、情報については、日頃から関心を持って接して下さい。
 「6.授業の計画」に記すように、レジュメの代わりにインターネット上に授業の概要を載せます。また、必要な連絡事項も同様の方法を採ります。
 したがって、パソコン(携帯からは不可)でインターネットにアクセスすることが厭な人は不満を感じるでしょう。あらかじめご承知おき下さい。
 
6.
授業の計画(Course Syllabus)
 授業はパワーポイントによって進める予定です(私にとって板書は非効率なので用いません)。
 授業のレジュメは印刷物としては配布できません。
 ただそれに替わるものとして、パワーポイントの原稿については、皆さんがインターネット上で授業前、授業後にアクセスできる方法を考えます。(それをそのまま全部プリントするのは大変ですから、皆さんは、興味のある部分のみをパソコン上で適宜編集して簡略版を作り、必要に応じてレジュメ、ノート、メモ代わりにプリントすればよいでしょう。なお「5.学生への要望・その他」に記したとおり、携帯からはアクセスできないので注意して下さい。)
 <授業で取り上げる主な項目>
 授業は概ね次のような項目について、国の例を中心に進める予定ですが、皆さんの興味・関心等の度合、公務員制度改革の動きその他時々のできごとなどによって、変更することがあり得ることをあらかじめお含みおき下さい。(なお、春期(前期)において充分に言及できなかった「予算、財政制度」について秋期(後期)のはじめにお話しする予定です。)
 「公務員とは」「中央人事行政機関」「任用制度」「給与制度」「服務制度」「倫理制度」「分限・懲戒制度」「勤務時間制度」「休暇制度」「人事評価制度」「研修制度」「福利厚生・健康・安全制度」「災害補償制度」「職員団体制度」「不服審査制度」「苦情処理制度」「退職手当制度」「共済・年金制度」etc.
 (主な関係法律:国家公務員法、地方公務員法、一般職の職員の給与に関する法律、一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律、国家公務員の育児休業等に関する法律、国家公務員災害補償法、国際機関等に派遣される一般職の国家公務員の処遇等に関する法律、国と民間企業との間の人事交流に関する法律、国家公務員倫理法、国家公務員退職手当法、国家公務員共済組合法、国家公務員宿舎法、国家公務員等の旅費に関する法律、国家公務員制度改革基本法etc.)
 (以上のほか、公務員に関するその時々における注目すべき出来事を取り上げる予定です。)
 これらの項目について、皆さんの関心度、理解度等を勘案しながら進めてゆきたいと思います。