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授業の内容(Course Description) |
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「大経師昔暦」は、正徳5[1715]年に初演された近松門左衛門作の浄瑠璃である。江戸時代前期に書かれたこの作品には、現代日本語に共通するものと、古代の日本語(平安時代など)に共通するものとが見られる。これを読みながら、日本語の音韻・文法・語彙・表記・敬語など、さまざまな問題を取りあげていく。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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世界の中において日本語はどのように位置づけられるか。日本語の動詞と英語の動詞はどう違うか。形容詞はどうか。「は」と「が」の違いは。「のぼる」と「あがる」の違いは。具体的な作品を読みながら、われわれが普段なにげなく用いていることばについて、改めて見直してみたい。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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試験点(70点)、出席点(30点)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『大経師昔暦・心中天の網島』(武蔵野書院)700円
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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できれば(電子)辞書を持ってきてください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 「大経師昔暦」についての解説 【第2回】 近世の日本語とは 【第3回】 現代の日本語とは 【第4回】 音韻について 【第5回】 文法について 【第6回】 語彙について 【第7回】 表記について 【第8回】 文体について 【第9回】 敬語について 【第10回】 方言について 【第11回】 名詞について 【第12回】 動詞について 【第13回】 形容詞について 【第14回】 副詞について、小テスト 【第15回】 小テストの講評と今期のまとめ
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