Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本語の研究 I 坂梨 隆三
選択  2単位
【日本文化】 10-1-1310-0240-03

1. 授業の内容(Course Description)
 「大経師昔暦」は、正徳5[1715]年に初演された近松門左衛門作の浄瑠璃である。江戸時代前期に書かれたこの作品には、現代日本語に共通するものと、古代の日本語(平安時代など)に共通するものとが見られる。これを読みながら、日本語の音韻・文法・語彙・表記・敬語など、さまざまな問題を取りあげていく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 世界の中において日本語はどのように位置づけられるか。日本語の動詞と英語の動詞はどう違うか。形容詞はどうか。「は」と「が」の違いは。「のぼる」と「あがる」の違いは。具体的な作品を読みながら、われわれが普段なにげなく用いていることばについて、改めて見直してみたい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 試験点(70点)、出席点(30点)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『大経師昔暦・心中天の網島』(武蔵野書院)700円
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 できれば(電子)辞書を持ってきてください。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 「大経師昔暦」についての解説
【第2回】
 近世の日本語とは
【第3回】
 現代の日本語とは
【第4回】
 音韻について
【第5回】
 文法について
【第6回】
 語彙について
【第7回】
 表記について
【第8回】
 文体について
【第9回】
 敬語について
【第10回】
 方言について
【第11回】
 名詞について
【第12回】
 動詞について
【第13回】
 形容詞について
【第14回】
 副詞について、小テスト
【第15回】
 小テストの講評と今期のまとめ