1. |
授業の内容(Course Description) |
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社会学的に物を見るためには、社会学の歴史を押さえておく必要がある。なぜなら、社会学者と呼ばれる人々が自分たちの社会をどのように捉え、そこから何を引き出そうとしたのかという問いを歴史的に明らかにすることによってのみ、現在の社会学がもつ特徴もまた明らかになるからである。 この講義では、抽象的な議論に終始するのではなく、それぞれの社会学者の社会に対するイメージやその背後にある考え方を明らかにするとともに、このような社会学的思考が現実の社会とどのように切り結びうるのかということにも焦点を当てながら、具体的な社会学の歴史を分かり易く見てゆくことにしたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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社会学とは何かという問題に対して、自分なりの解答やそのイメージを手に入れることを、この授業の到達目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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2回程度行われる授業内レポート(A+からC−までの9段階で評価)と、定期試験の成績によって評価を行う。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献として、『社会学のあゆみ』(有斐閣新書、1979年)を挙げておく。ノートだけでは不安な学生、あるいはやる気のある学生のみに購入をお薦めする。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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社会学科の学生として、常識的に知っておきたいことを学んでほしいと思います。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 社会学史 I について 【第2回】 社会学史の展開とオーギュスト・コント 【第3回】 カール・マルクスの資本主義社会論 【第4回】 消費社会論の展開 【第5回】 デュルケムの社会学理論① 【第6回】 デュルケムの社会学理論② 【第7回】 デュルケムの自殺論① 【第8回】 デュルケムの自殺論② 【第9回】 マックス・ウェーバーの社会学理論① 【第10回】 マックス・ウェーバーの社会学理論② 【第11回】 マックス・ウェーバーの合理化論① 【第12回】 マックス・ウェーバーの合理化論② 【第13回】 社会学の古典的概念① 【第14回】 社会学の古典的概念② 【第15回】 社会学の古典的概念③
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