Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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社会情報論 I 山口  仁
2群  2単位
【二群】 10-1-1350-2717-05

1. 授業の内容(Course Description)
 情報とは「意味ある記号の集合体すべて」と定義される。人間は、情報の交換と共有によって社会を形成する。その点では、あらゆる人間社会は「情報社会」であると言える。ただ、近代以降、情報を伝達・蓄積するメディア技術は飛躍的に発達してきた。今日、情報のやり取りは以前とは比較にならないほど頻繁に行われている。現代は、より高度化した「情報社会」なのである。このような現代における特徴的な問題とは何か。本講義では、インターネットの普及にいたるメディア技術の歴史の展開を概観しながら、現代社会の問題を解説していく予定である。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 高度情報化社会としての現代社会の諸問題を、自分の問題として理解できるようになること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 基本的には期末試験の点数をもとに評価を行うが、出席良好者に対しては相応の配慮をする予定である。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 指定はしない。参考文献は講義中に指示する場合がある。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 講義中、他者の迷惑となる行為をした者に対しては退出を命じることがあるので注意すること。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 導入
【第2回】
 情報と社会に関する議論の射程(1)
【第3回】
 情報と社会に関する議論の射程(2)
【第4回】
 メディアの歴史(1)
【第5回】
 メディアの歴史(2)
【第6回】
 マス・コミュニケーションへの注目(1)
【第7回】
 マス・コミュニケーションへの注目(2)
【第8回】
 インターネットの登場とインターネット社会論
【第9回】
 オンラインメディア利用の普及
【第10回】
 メディア・リテラシーに関する議論とその問題
【第11回】
 インターネットと犯罪・社会問題(1)
【第12回】
 インターネットと犯罪・社会問題(2)
【第13回】
 インターネットと犯罪・社会問題(3)
【第14回】
 メディア・リテラシー再考
【第15回】
 総括