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授業の内容(Course Description) |
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この授業は、医療機関において連続した心理実習を行うことで、医療機関における心のケアの現状を学ぶとともに、心理士の役割や活動の実情、課題などを体験的に学ぶことを目的とする。修士1年次に選択する。通常、修士1年の夏休み期間を利用して、学外の提携医療機関において実習を行なうこととなる。 実習開始前に、実習準備レポートを作成し、医療機関実習が可能かどうかの試験を実施する。それらの結果と臨床心理基礎実習の評価をあわせて、学外実習が可能かどうかの判断がなされる。実習時は毎回レポートを教員に提出するとともに、実習終了後に学外実習終了レポートを提出する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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医療機関における臨床実践の基礎的理解を得るとともに、臨床心理士の機能と役割について理解を深めることが目標となる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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試験20%、実習レポート60%、口頭試問20%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『精神科における予診・初診・初期治療』笠原嘉 星和書店 『臨床心理士をめざす大学院生のための精神科実習ガイド』津川律子・橘玲子編著 誠信書房
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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医療機関における心理臨床活動について、その内容を熟知することか、学校や他の地域援助を行なう上でも必須のことである。特に医療のあり方や課題について学ぶことで、医療との連携について考えを深めることが可能になるし、医療の限界をどのように心理臨床が補完するかについても考えることが肝心なこととなる。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ・ガイダンス ・医療臨床心理とは? 【第2回】 ・実習にむけてのグループワーク ・自己分析とシェアリング 【第3回】 ・具体的スキルに関するロールプレイ 【第4回】 ・実習準備に関する試験 【第5回】 ・現地でのガイダンス 【第6回】~【第13回】 ・現地実習 【第14回】 ・実習体験のシェアリング ・いくつかのテーマについての議論 【第15回】 ・実習終了レポートの提出 ・まとめ
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