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授業の内容(Course Description) |
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「ニート」という言葉を聞いたことがありますか? 「パラサイト・シングル」という言葉はどうですか? あるいは、「ヒモ」なんて言葉は? あるいは、「色男、金と力はなかりけり」との諺は? この授業では、「われわれが『働き』ながら『生きてゆく』こととの接点での心理学」を講義します。しかし、私自身もそうだったですが、“アルバイト”の経験はあっても“社会人”ではない学生の身には、授業の内容に「実感」を持つことが容易ではないと思われます。 で、講義の内容に合わせて、「映画」また「ドキュメンタリー(フィルム)」をも供覧/上映していきます。このため、授業の終了が(5限内に終れず)6限メへと食い込むことも応々でしょう。このことを十分に了解/了承されたうえで、『それでも不都合なし!』との諸君の履修をお願いしました!!
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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「万国の労働者よ、団結せよっ!」との古典的なスローガンがありますが、「働く」ってそもそもどういうことなんでしょう? そのことに「心理学」がどのように関係し関与してきたんでしょう? これらのことを「実感する」こと(よーくワカルこと!)が本授業の到達目標です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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講義の“区切り”ごとに、履修されている学生諸君が自らの“理解情況”を確認/総括すべくの「小レポート」を課します。4回ほどを予定していますが、この「小レポート」に1回でも未提出/欠落があった場合は評価が入りません。このことも了解/了承のうえ、履修を決定下さい。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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その都度、授業の進展に合わせて、関連の参考図書・資料を紹介・案内します。入手が難しいものはコピーを配布するはずです(コピー代などの実費をいただくかもしれません)。とりあえずは、①南 隆男ほか『組織・職務と人間行動-効率と人間尊重との調和 ― 』(ぎょうせい)と②宗方比佐子ほか『キャリア発達の心理学-仕事・組織・生涯発達-』(川島書店)の二書を紹介しておきます。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本授業科目は、秋期開講の「組織心理学」を履修することの“前提条件科目”となっています。つまり、「産業労働心理学」の単位を取得していない諸君は、「組織心理学」を履修することができません。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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“予定”では、以下のように計画していますが、履修された学生諸君の実情と興味・関心によっては、変わる/変えることもあります。ちなみに、以下は、あくまでも“目安”です。 【第1回】 産業労働心理学の「産業」って? 【第2回】 産業労働心理学の「労働」って? 【第3回】 産業労働場面の現代的局面① 【第4回】 産業労働場面の現代的局面② 【第5回】 男性・女性・性別役割分業 【第6回】 働くことへの/働くことからの満足 【第7回】 働くことでの/働くことからのストレス 【第8回】 職業人生(Work Career)の進展と発達① 【第9回】 職業人生(Work Career)の進展と発達② 【第10回】 職業人生(Work Career)の進展と発達③ 【第11回】 職業人生(Work Career)の進展と発達④ 【第12回】 ワーク・ライフ・バランス 【第13回】 転職と失業 【第14回】 労働「組合」って? 【第15回】 われわれの「働く」ことの未来
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