1. |
授業の内容(Course Description) |
|
法的な物事の考え方や法知識・法常識を身につけられることを目的とし、2009年5月から導入された裁判員裁判制度についても取り上げていくこととします。 身近な法律問題を取り上げながら、履修者には知らないうちに法学に興味と関心を持てるよう配慮しつつ講義を行っていく。更に実際に起きた裁判事件などを取り上げながら、裁判による法律問題の解決のあり方、裁判の仕組みなどについても重点的に講義していきたい。 講義ではテキスト(法学講義)や参考書(問答式法律相談・法学編)、OHCを積極的に利用し、法律一般についてや、裁判の仕組み、制度、裁判関与者について説明していく。また適宜、講義の中で小テストを行い、講義の理解度を確認すると共に、自ら考える時間を取り、法律を理解していく力を養う。 裁判の実際にも触れるため、東京地方裁判所での裁判の傍聴に引率する企画や、DVD等の鑑賞も予定している。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
法律問題の解決のあり方を通じて、法的センス(リーガルマインド)を身につけられるようにする。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
定期試験の成績及び出席数。出席すべき講義の3分の2以上出席しなければ、受験資格はないものとする。 レポート等による補完・救済などはしないので特に注意されたい。 講義は開始時間と同時に始めるので、遅刻は厳禁である。遅刻・欠席等に正当な理由がある場合は証拠資料をもって証明することを求めている。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキストは、後藤 邦春 著 『法学講義』(平成20年度版)を使用する。 参考書は、後藤 邦春 著 『問答式法律相談』(平成18年度版 法学編)を使用する。 その他の参考文献は、テキスト及び講義中に紹介する。
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
裁判関連報道等についても関心を持っていただき、また、裁判傍聴の機会があれば、積極的に参加してほしい。法学Ⅰ、Ⅱを連続して履修されることが望ましい。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 法学を学ぶ目的について 【第2回】 法曹の役割について 【第3回】 裁判について 【第4回】 裁判所・裁判官 【第5回】 検察庁・検察官 【第6回】 弁護士会・弁護士 【第7回】・【第8回】 裁判員裁判制度(刑事裁判)について 【第9回】 ビデオ鑑賞 【第10回】~【第12回】 自白の問題、死刑制度、死刑の存廃を巡る議論 【第13回】 少年犯罪と改正少年法、犯罪被害者保護法、世間の耳目を集めた事件とストーカー規制法について 【第14回】 民事裁判について 【第15回】 まとめと秋季の総復習
|