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授業の内容(Course Description) |
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比較教育学とはどのような学問か。これは、教育学の一分野でグローバルな現代社会における重要な学問領域の一つである。どのような学問であっても、科学的に裏づけられたものでなければならない。学問で重要なことは、どのような方法論にもとづいた研究であるかということである。「比較教育学」とは、その名の通り、比較という方法論にもとづいた学問である。比較教育学では、外国との比較を中心に行うところから、「比較・国際教育学」と呼ぶこともある。 この授業では、世界の学校を比較教育文化論の視点に立って、日本との比較を通して、それぞれの国の教育の特徴およびその歴史的背景について考える。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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世界の学校の教育と文化を比較することで、日本の教育事情についての理解を深めることができる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末試験(70%)と授業への参加度(30%)によって総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは用いない。参考文献として、二宮皓編著『世界の学校~比較教育文化論の視点にたって』(福村出版、1995年)や麻生誠・潮木守一『ヨーロッパ・アメリカ・日本の教育風土』(有斐閣、1990年)がある。その他、授業の中で随時紹介・指示する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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世界の学校事情に関心のある学生の受講を希望する。比較教育論Ⅱでは諸外国の教育制度から日常の学校風景を取り上げる。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション:「世界の個性化教育を見るー大宅映子の最新教育リポート」と討論 【第2回】 比較教育学とは何か。比較教育学の特徴 【第3回】 比較教育学の方法論について 【第4回】 半日制の学校~ドイツ 【第5回】 変革のうねりのなかの学校~ロシア 【第6回】 課外活動を楽しむ学校~イギリス 【第7回】 多様のなかの平等を模索する学校~アメリカ 【第8回】 「シリーズ世界の先生~アメリカ編」と討論 【第9回】 木陰の学校~インド 【第10回】 揺れる社会主義大国の学校~中国 【第11回】 アジアの優等生の学校~シンガポール 【第12回】 心の教育を重んじる国の学校~タイ 【第13回】 「先生様」の国の学校~韓国 【第14回】 世界から注目される学校~日本 【第15回】 まとめ「日本の学校教育」(英語)と討論
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