Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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日本の金融 II 塚田 弘志
選択  2単位
【観光経営】 10-1-1110-1857-16A

1. 授業の内容(Course Description)
 前期に日本の金融 Iを受講していることを前提に講義します。
 日本の金融 Iでは、ともかく金融というものになれることに重点を置きました。お金の流れの大まかな見取り図を説明することが目標でした。日本の金融 IIではその知識を踏まえて、もう少し深く金融というものを理解することを目指して次のようなことを考えてゆきます。
 金融が大事だというなら、金融の仕組みがうまく働かないと何が起きるのか。リーマンショックで何が起きたのか。
 金融市場の詳しい仕組みとその歴史。金融監督制度。
 貨幣についての基礎的な理論(信用創造の理論といいます)と、中央銀行の働き。
 4.テキスト・参考文献(Textbooks)で指定してある本を講義で使いますから、必ず持参してください。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 次のようなことを目標にします。
 ・繰り返しにより、金融の仕組みを理解すること。
 ・金融危機の意味や、金融監督制度について理解すること。
 ・貨幣と中央銀行の役割について理解すること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・出席点30%
 ・途中で行う小テスト30点
 ・期末テスト40点
 講義でキーワードを説明してゆくのでので出席しないと理解が進みません。
 遅刻や早退などは出席点に加味します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『入門 金融論』
 池尾和人 編著 大橋和彦、遠藤幸彦、前多康男、渡辺努 著 ダイヤモンド社
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 キーワードの説明を書き取るだけでなく、自分でノートをとることに心がけてください。そうしないと力がつきません。
 講義中は静粛にしてください。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 講義のガイダンス
【第2回】
 金融の役割 日本の金融システム
【第3回】
 金利と為替レート
【第4回】
 金融危機が意味するもの
【第5回】
 リーマンショックで何が起きたか
【第6回】
 復習
【第7回】
 金融市場の仕組みと特徴
【第8回】
 社債と株式 市場のルール
【第9回】
 銀行
【第10回】
 資産運用サービス業
【第11回】
 新しい金融商品
【第12回】
 銀行監督・規制
【第13回】
 貨幣と信用創造
【第14回】
 日銀の役割
【第15回】
 まとめ