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授業の内容(Course Description) |
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都市は様々な機能を包含する多様性に富んだ地域である。また同時に、時代の変遷によってその形態を変化させて脈動し続ける変化に富む地域である。こうした都市の多様性や変化を理解し、理想的な都市像を構築していくためには、わが国の都市整備の状況や現在抱えている都市問題を把握しなければならない。そこで本講義では、東京大都市圏における今日的課題を整理し、問題解決に向けた都市政策の動向と今後の大都市圏の方向性を論じたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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都市の形成要因を理解するとともに、身近な都市問題に対して、自らの意見や考えを持てることが、本講義の目標である。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験の結果を基本とする。ただし、必要に応じて講義中に小テスト・小レポートを課し、それも評価に加える。概ね、試験60%、レポート30%、出席10%の配点である。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献:富田和暁・藤井 正編『図説大都市圏―改訂版』、古今書院、2010、近刊 ※教科書は特に定めない。なお、上記以外の参考文献は講義内で紹介する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義で使用したレジュメは、下記URLよりダウンロードできるので、適宜、利用して欲しい。なお、講義のより深い理解のために、「都市経済学 I 」を受講することが望ましい。 URL(http://www.geocities.jp/hideto1122/index.html)
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 東京大都市圏における社会経済的な地域構造(1) 【第3回】 東京大都市圏における社会経済的な地域構造(2) 【第4回】 都市問題の発生とその対策(1) 【第5回】 都市問題の発生とその対策(2) 【第6回】 業務核都市の育成―さいたま新都心の例 【第7回】 業務核都市の育成―幕張新都心の例 【第8回】 業務核都市の育成―横浜みなとみらい21地区の例 【第9回】 人口減少社会に向けた都市づくり(1) 【第10回】 人口減少社会に向けた都市づくり(2) 【第11回】 都心再生とジェントリフィケーション(1) 【第12回】 都心再生とジェントリフィケーション(2) 【第13回】 大都市圏をめぐる今後の方向性―分極化する都市 【第14回】 大都市圏をめぐる今後の方向性―選別化が進む郊外住宅地 【第15回】 まとめ
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