Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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言語による国際理解 I (ドイツ語) 臼井 隆一郎
選択必修  2単位
【国際文化】 10-1-1410-2414-21A

1. 授業の内容(Course Description)
 この授業ではドイツ語の「初級文法」を取り上げます。学生諸君の大多数はすでに長期間、外国語として英語を学んでいるわけですが、大学生としてはぜひその他の外国語を新たに短期間で勉強して、将来、具体的に何語を必要とされるかも知れない現代社会で何語であれ、1年位かければ、なんとかなるという実感をもってもらうのがこの授業の目的と言えます。
 ドイツ語は、さほど意識されないかもしれませんが、日本の文化(法制度、経済政治思想、音楽、スポーツなど)極めて広く深く影響を及ぼしています。ドイツ語を学ぶことは、その意味でも日本を知ることにも直結しています。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 異文化の異文化たる由縁は異言語(外国語)のいわゆる初級文法に集約されています。その意味では、初級文法の最初の数課がもっとも難しいとも言えます。そういう初級文法の最初の一歩、あるいは数歩を歩いてみて、なんとなく、面白いと思えたら目標は到達したと言えるかも知れませんが、もう少し欲ばります。
 簡単な日常会話は簡単がウリなのですから、簡単にこなせるものです。ことばは無限に難しいのですが、「簡単な日常会話」に関しては簡単にこなせることを目標とします。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点を徹底的に重視します。小テストを含めた出席状況90%、定期試験10%。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 保阪良子 『Deutschland-Salat mit DVD ドイツ・サラダ DVD付き』 朝日出版社 2,600円
 独話典については、開講時に紹介します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 外国語に限らず、ことばは人から教わるものです。分からないことだらけの世界に入るのですから、あやしくなってきたらなんでも先生に聞くこと、そしてすでにわかっているらしい他の学生から聞くことが最大限に重要な過程だと考えて下さい。教える人も、それが重要な勉強だといことを理解して下さい。ことばは人と人の間で話され、聞かれる過程を無視して機能する筈がないのです。そのためには、毎回出席することが大前提です。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
 教科書に従って進めます。流れは大まかなものです。最初の方にもっとも重要な要素があります。テレビやラジオの語学講座も適時、眺めることをお勧めします。
【第1回】
 序論。発音1。
【第2回】
 発音2。動詞の現在人称変化1。
【第3回】
 発音3。動詞の現在人称変化2。
【第4回】
 動詞の現在人称変化3。
【第5回】
 冠詞類1。
【第6回】
 冠詞類2。
【第7回】
 前置詞。
【第8回】
 人称代名詞1。
【第9回】
 人称代名詞2。
【第10回】
 助動詞1。
【第11回】
 助動詞2。
【第12回】
 助動詞3。
【第13回】
 主文と副文1。
【第14回】
 主文と副文2。
【第15回】
 まとめとテスト。