Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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教育社会学B 土持 ゲーリー 法一
選択必修  2単位
【教育】 10-1-1500-2740-08A

1. 授業の内容(Course Description)
 教育社会学は、格差社会、教育改革、学力問題、学歴、いじめ、不登校、非行・逸脱、ジェンダー、子ども問題など、現代社会が直面する教育問題について多くの研究を蓄積してきた。この授業では、そのような現代社会が直面するいくつかの教育問題を社会学的なアプローチから考えることにする。また、大学教育問題についても言及する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 現代社会が直面する教育問題を社会学的なアプローチから批判的に理解することができる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末試験(70%)と授業参加度(30%)によって総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストとして、加野芳正・他編著『新説 教育社会学』(玉川大学出版部、2009年)と安原義仁・編著『大学と社会』(放送大学出版会、2008年)を使用する。参考文献として、新井郁男編著『学習社会としての学校「教育する学校」を超えて』(教育出版、2008年)がある。その他、授業の中で随時紹介・指示する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 教育社会学Ⅰの内容を踏まえた議論となるが、教育社会学Ⅱのみの受講でも可能である。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション:教育社会学の学問的な特徴
【第2回】
 家族と子育て支援の社会学について
【第3回】
 学習指導の社会学について
【第4回】
 「薬物問題」の社会学について
【第5回】
 いじめの社会学について
【第6回】
 暴力の社会学について
【第7回】
 教職選択と教員採用の社会学について
【第8回】
 教師の社会学について
【第9回】
 ジェンダーの社会学について
【第10回】
 学生の歴史社会学について
【第11回】
 学歴の社会学について
【第12回】
 大学と社会(1):高度情報化社会と大学について
【第13回】
 大学と社会(2):生涯学習社会の中の大学について
【第14回】
 大学と社会(3):大学と社会貢献について
【第15回】
 まとめ:教育問題の過去と現在