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授業の内容(Course Description) |
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この授業ではまずEU経済統合の成立と展開、EU経済の仕組み(制度・政策)について説明し、それを前提としてヨーロッパ主要国(ドイツ、フランス、イギリスなど)の経済について説明することにします。この主要国経済の説明については、それぞれのシステムの特質を把握することに力点を置きます。その際、20世紀の歴史の中で、それぞれのシステムが形成されたことに着目し、歴史的な観点を入れて説明します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ヨーロッパ各国の経済を強く規定しているEUの制度的特徴を捉え、今日の多極化・多層化した世界経済の構造の特徴について理解を深めるとともに、日本とアジアの地域経済統合について考える視点を養うことが目標です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(30%):出席と小テスト(3回程度) 定期試験(70%)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストなし。毎回、講義プリントを配布します。 参考文献は、講義の中で指示する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本授業の内容に沿った適当なテキストがないため、毎回詳細な講義プリントを配布します。そのため授業に出席することがきわめて重要になりますので、注意してください。原則として、後日プリントを配布することはしません。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 「ヨーロッパ経済論」の課題と方法 【第2回】 ヨーロッパ経済統合思想の展開 【第3回】 ヨーロッパ経済統合運動の展開 【第4回】 第2次大戦後のヨーロッパ経済統合の歴史I 【第5回】 第2次大戦後のヨーロッパ経済統合の歴史II 【第6回】 ヨーロッパ統合の拡大と深化I 【第7回】 ヨーロッパ統合の拡大と深化II 【第8回】 市場統合の歩み 【第9回】 通貨統合の歩み 【第10回】 共通政策の歴史と現状I 【第11回】 共通政策の歴史と現状II 【第12回】 社会的ヨーロッパの現状と課題 【第13回】 市民から見たヨーロッパ統合 【第14回】 ヨーロッパ経済社会モデルとその行方 【第15回】 EU経済の課題
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