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授業の内容(Course Description) |
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毎年多くの人々が日本から外国に出かけたり、外国から日本にやってきたりしており、日本政府は日本訪問の外国人を一千万人に増やそうというビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)を繰り広げているところである。国内航空旅行をしている人の数に目を転じると、一億人に近く、海外航空旅行者数とあわせると、日本は世界有数の航空大国である。しかし、近年、中国をはじめとする東アジア各国の航空は目覚しい成長を遂げている。 前期の授業では、日本の国内航空事情を中心に講義するが、後期の授業では、世界に目を転じて、航空会社や空港についてみていく。ことに日本が位置するアジアにおいて、隣接国である中国や東アジア各国が経済成長に連動して航空についても日本に追いつき追い越しつつある背景をみていく。また、航空産業を取り巻くもろもろのシステムについても講義する予定である。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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観光経営学科に在籍する学生にとって、航空運送関係事業は就職希望のひとつであるかもしれない。航空会社、関連企業における現場、職場について具体的な内容を織り交ぜて、この業界に理解を深めてもらう。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業中に行う2回の小テストの合計で評価する。小テストは、授業の理解度を深める目的をもって6~7回目に一度、15回目(学期最終回)に一度行う。点数配分は、前期と同様に、それぞれ35点ずつとし、残り30点は出席点とする。小テストの実施日は、授業中に予め発表する。 出欠は、授業開始時刻から15分で締め切るので、遅刻をしないように留意してほしい。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:適宜プリントを配布する 参考文献:酒井 正子『羽田 日本を担う拠点空港』成山堂書店、2005年
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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航空に関するニュースは毎日と言っていいほどマスコミに登場するので、折に触れて授業中に説明する予定であるものの、学生諸君自らが幅広く情報を集め整理することを薦めたい。 前期の航空事業論Aを履修していることが望ましい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 後学期授業の進め方と前学期授業の復習 【第2回】 世界の航空会社と路線 【第3回】 世界の航空会社と低費用航空会社(LCC)の出現 【第4回】 日本の航空会社と低価格航空会社(LPC)の出現) 【第5回】 パイロット(機長)とスチュワーデスの業務 【第6回】 空港と航空管制のしくみ 【第7回】 航空座席予約、発券と空港チェックインのしくみ 【第8回】 航空ダイヤの決まり方としくみ 【第9回】 世界の空港 【第10回】 日本の空港 【第11回】 中国・東アジア各国の経済発展と航空 【第12回】 中国、東アジア各国の経済発展と空港 【第13回】 日本の航空機開発の歴史 【第14回】 世界の航空機開発の歴史 【第15回】 まとめと最終回小テスト
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