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授業の内容(Course Description) |
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議会制民主主義は、あたりまえの政治制度として私たちの前に存在している。しかし現在の世界には、議会制や民主主義に対する不信や冷笑的態度もないわけではない。日本もその例外ではないだろう。 議会制民主主義と言っても、そのありようは国によって様々である。本年度の政治学特講Aでは、議会制の伝統を持つ西欧諸国の議会と政治について取り上げ、日本の政治と比較し、とりわけ日本の国会のあり方を考える手がかりを提供したいと考えている。また、議会や政治のあり方と深いかかわりがあるとされる選挙と選挙制度についても、諸国と日本の例を比較して検討する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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受講生の政治に対する関心が深まり、政治を見る眼が養われることを期待している。自分なりに政治について考え、判断し、それを発信することができるようになることが目標である。 就職試験等に役立つであろう、政治に関する基礎的な知識を身につけることが、もう一つの目標である。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業内に行う合計3回の小テストの結果を総合して評価する。小テストは出席確認の意味も持つので、必ず受験する必要がある。やむをえない事情で小テストを欠席する(あるいは欠席した)場合は、その都度申し出て教員の指示を受けねばならない。 最終回のテストのみを受験しても合格点には達しないので、就職活動中の学生は特に注意すること。長期欠席者の単位取得は不可能である。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:甲斐祥子『現代政治のナビゲーター』北樹出版
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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自らの問題意識を持って授業に参加し、メディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じて、現実の政治に関心を持つことを望む。 レジュメの配布等は行わないので、毎回出席してノートをとることが重要であることを理解して受講されたい。小テストの日程は変動する場合がある。小テストの日程や小テスト欠席の場合の措置は、授業内に発表するので、必ず出席をして確認すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション―比較政治という方法 【第2回】 民主主義を再考する 【第3回】 議会制民主主義の現在1 【第4回】 議会制民主主義の現在2 【第5回】 議会制民主主義の現在3、第1回小テスト(予定) 【第6回】 議会と選挙1 【第7回】 議会と選挙2 【第8回】 議会と選挙3 【第9回】 議会と選挙4 【第10回】 議会と選挙5、第2回小テスト(予定) 【第11回】 イギリスの議会と政治1 【第12回】 イギリスの議会と政治2 【第13回】 アメリカの議会と政治1 【第14回】 アメリカの議会と政治2 【第15回】 まとめ、第3回小テスト(予定)
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