1. |
授業の内容(Course Description) |
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国際関係をより良く理解するためには、国際社会を規律するルール、すなわち国際法(国際公法)の知識が欠かせない。春期の I では、国際法の法源(存在形式)、国際法と国内法の関係、国際法の主体、領土、海洋法、外国人の法的地位、個人の法的地位、国際関係における国家機関(外交使節・領事・外国軍隊)に関する国際裁判所もしくは国内裁判所の重要判例を扱うことにする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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具体的な判例の検討を通じて、国際法に対する理解を深めていくことが、この授業の目的である。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況と報告の内容を勘案して評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『判例国際法(第2版)』 松井 芳郎 編集代表(東信堂) 参考書:『ベーシック条約集(2009年版)』 松井 芳郎 編集代表(東信堂) 『国際法基本判例50』 杉原 高嶺・酒井 啓亘編(三省堂) その他、必要に応じて適宜紹介する。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎日、新聞の国際欄を読んだり、テレビニュースを見たりして、自発的に国際問題に対する関心を深めるよう、努力して頂きたい。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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ゼミ形式をとり、毎回受講者の中から担当者を決めて、具体的事例について報告して頂くことにする。担当者は、自分の関心に従って事例を選び、事件の概要、判決の要旨、法的論点について報告をする。その後、出席者全員で、報告の内容について質疑を交わし、討議する。 【第1回】 オリエンテーション 【第2回】~【第15回】 担当者による報告
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