Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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古典文学特論 II B(中古) 鈴木 宏昌
選択  2単位
【日本文化専攻】 10-1-1310-0303-04

1. 授業の内容(Course Description)
 文学作品の本文を正確に読解する力を養成したい。平安時代の文学作品を対象とするが、今年度は『枕草子』を取り扱う。『枕草子』の本文・注釈を比較検討しながら作品を読んでゆく。
 講義は演習形式をとり受講者主体で注釈・現代語訳の作業を進めてゆくことになる。
 詳しくは第1回の授業で説明する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・自ら課題を見出して調査し研究する力を身につける。
 ・日本の文化についての深い教養を身につける。
 ・修士の学位にふさわしい論文を書き上げる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点で評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト こちらで用意する。
 参考文献 授業の中で紹介する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 『枕草子』についての解説。レジュメの作り方。辞典・参考書について。
 担当者の割り当て。
【第2回】
 第138段「正月十余日のほど、空いと黒う」を読む
【第3回】
 第139段「清げなるをのこの、双六を」第140段「碁をやむごとなき人と打つとて」第141段「おそろしげなるもの」を読む
【第4回】
 第142段「清しと見ゆるもの」第143段「いやしげなるもの」第144段「胸つぶるるものを読む」を読む
【第5回】
 第145段「うつくしきもの」を読む
【第6回】
 第146段「人ばへするもの」第147段「名おそろしきもの」を読む
【第7回】
 第148段「見るにことなる事なきもの」第149段「むつかしげなるもの」第150段「えせものの所得るをり」を読む
【第8回】~【第10回】
 第151段「苦しげなるもの」第152段「うらやましげなるもの」を読む
【第11回】・【第12回】
 第153段「とくゆかしきもの」第154段「心もとなきもの」を読む
【第13回】~【第15回】
第155段「故殿の御服のころ」を読む