1. |
授業の内容(Course Description) |
|
古代から現代までの国家論および征服戦争論に関する代表的な思想家とその作品を取り上げ、戦争と平和、支配と隷属について考察する。戦争責任はもちろん、最近では植民地支配そのものに対する責任が問題となっているように、このテーマは過去の遺物ではなく、まさに今日的意義を持つものである。授業は、作品を直接読むことを中心に進めていく。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
古典作品のテキストを自分の目で読み、理解して、自分なりの文章で表現できること
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席20%、中間試験40%、期末試験40%
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
毎回プリントを配布する 参考文献:ラス・カサス『インディアス史(1)』『インディアス史(2)』『インディアス史(3)』『インディアス史(4)』『インディアス史(5)』『インディアス史(6)』『インディアス史(7)』、岩波文庫 松森奈津子『野蛮から秩序へ:インディアス問題とサラマンカ学派』名古屋大学出版会 永原陽子編『「植民地責任」論』青木書店
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
2回に一度のペースで、授業内に小さな課題を出し、テキストの要約や説明の練習をする
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 オリエンテーション プラトン『国家』における哲人国家論 【第2回】 アリストテレス『政治学』における奴隷制論 【第3回】 アリストテレス『政治学』における国制論 【第4回】 キケロ『国家論』とローマの国制 【第5回】 トマス・アクィナス『君主の統治について』 【第6回】 中世における戦争と平和の法 【第7回】 中間試験 【第8回】 スペインの新大陸征服とその法的諸問題 【第9回】 ラス・カサスのインディアス征服批判 【第10回】 インディアス征服をめぐる論争 【第11回】・【第12回】 戦争責任論 【第13回】・【第14回】 植民地責任論 【第15回】 まとめと授業内試験
|