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授業の内容(Course Description) |
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古代社会政治史。春期にひきつづき奈良時代の貴族女性、橘三千代をとりあげます。古代史上の重要論点をめぐる基礎知識を得るとともに、一つのテーマにもとづいての文献検索、研究史整理、史料分析、独自の構想の組み立て等、古代史研究の方法を実地に学びとってください。秋期は特に、さまざまな史料にふれます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①古代史の基礎知識を身につける。 ②先行研究を学び、多様な史料を総合して史実を再構成する方法を学ぶ。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末定期試験は行わない。授業期間中にまとめの小テストを2回実施(論述式)。随時、ノート提出。小テスト(各30%)・出席(20%)・質問・感想(20%)を総合評価。出席9回以下は不可。ただし、5回以上出席し小テストを1回以上受験した4年生にはミニレポートによる補充を認めます。小テストは自筆ノートのみ持ち込み可。毎回出席することが、自ずと高い成績評価につながります。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:義江明子『県犬養橘三千代』吉川弘文館、2009年 参考文献:授業中にプリントで指示します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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卒業論文で日本古代(平安末)までを希望する学生は、できれば2年次、おそくも3年次に必ず受講して下さい。 授業中の私語厳禁。私語のある間は授業を行いません。 1年生も含めて聴講歓迎。昨年度日本史特殊講義1Bを履修した学生も、ひきつづき積極的に受講してください。日本古代史を深めたい学生には、連続受講をすすめします。 毎回、出席調査を兼ねた要点ノート+質問・感想用紙を授業開始時に配布。授業終了後、その回の授業の要点と質問・感想を書いて提出。名前のみ、および規定の分量を満たしていないものは出席としてカウントしません。次回にノートを返却し、重要な質問・感想を数点紹介します。 毎回、資料プリントを配布し、原則として板書はしません。プリントを黒板と考え、講義とプリントの要点をノートしてください。プリントは小テストの持込不可です(ノートに貼付しない)。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス。授業のすすめ方。春期のまとめ。日本古代史の学習案内。参考文献リストの活用。 【第2回】・【第3回】 奈良時代の皇太子。 【第4回】~【第6回】 都城の発掘と奈良時代政治史。 【第7回】 天皇と賜姓 【第8回】 前半のまとめと小テスト。だたし、ここまでの授業の展開に応じて、前後の回に変更しますので、注意してください。論述式。自筆ノートのみ参照可。プリント貼付不可。 【第9回】 小テストの解答例配布・解説・答案返却。古代の女官制度。 【第10回】~【第12回】 権力核の形成 【第13回】 三千代の死とその後 【第14回】 後半のまとめと小テスト 【第15回】 小テストの解答例配布・解説・答案→再提出。秋期をふり返って。
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