Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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日本史籍講読5B- I 小林 昌二
選択必修  2単位
【史】 10-1-1340-1715-05

1. 授業の内容(Course Description)
 日本古代史の史籍で平安初頭に編纂された編年史料の『続日本紀』をテキストとして、順次に精読していきます。今年度は、最初の8世紀初めの慶雲3年3月から始めます。毎回の精読の進度は、テキスト1頁程度です。
 本授業の目的は、聴講者における次の主な力量の涵養です。
  ①上記テキストの読解方法を知り、読解力を養う。
  ②テキスト記載の古代史の具体的な知識力を養う。
  ③テキスト記載に関連する領域への関心と知識力とを養う。
  ④テキスト以外の史籍への応用力を養う。
 これらの能力を涵養するために本講読の進行に当たって、受講者は、テキストについて毎時の該当個所を予習して聴講しなければなりません。
 授業では、出席簿順に該当個所を素読し、内容の理解を述べることをもとにして進め、その上で素読の当否や内容理解の解説を行います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 授業で該当個所を素読し、内容の理解を述べることができるように予習をしているか。その上で、小テストで基本の素読の当否や基本問題の内容理解が復習できているかを確認します。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 第1に、各回の授業で予習がなされているか、授業出席点として50%、
 第2に、小テスト50%、計100%の方法で成績を評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 黒板 勝美 校訂『新訂増補国史大系「続日本紀」前編』(吉川弘文館)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 必ず予習して出席してください。小テストには必ず復習をして臨んでください。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 テキストの解説と授業の進め方について説明する
【第2回】
 『続日本紀』巻第三慶雲三年三月丙辰条~同三年八月庚子条
【第3回】
 同三年九月甲辰条~同四年二月甲午条
【第4回】
 同四年三月庚子条~同四年五月乙丑条
【第5回】
 同四年六月丁卯条~同四年十一月丙午条、第一回小テスト
【第6回】
 巻第四元明天皇即位紀及び慶雲四年六月庚寅条~同七月壬子条(途中まで)
【第7回】
 同慶雲四年七月壬子条(途中から)~同十一月戊午条
【第8回】
 同慶雲四年十二月乙丑条~和銅元年正月乙巳条
【第9回】
 和銅元年二月甲戌条~同元年三月丙午条(途中まで)
【第10回】
 同元年三月丙午条(途中から)~同元年三月庚申条、第二回小テスト
【第11回】
 和銅元年四月己巳条~同元年七月丙辰条 
【第12回】
 和銅元年八月己巳条~同元年十二月癸巳条
【第13回】
 和銅二年正月丙寅条~同二年四月壬寅条
【第14回】
 和銅二年五月庚申条~同二年九月己卯条
【第15回】
 和銅二年十月癸巳条~同二年十二月壬寅条、第三回小テスト