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授業の内容(Course Description) |
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東洋史学の対象とする地域はユーラシア大陸の大半をカバーするものであり、言語も民族も多岐にわたります。その中から自分の関心にそった対象を見いだし、テーマを考えていくことは、なかなか大変な作業であると同時に刺激的なことでもあります。また、自分の手で先行論文や史料を探し出し、自分の頭で問題の解決にむかうという高度な知的作業の実践は、この上もない楽しさと喜びを与えてくれるはずです。そして、この作業がやがて卒業論文の作成につながっていくことを望みます。作業手順は以下の通りです。 (1)各自、関心があるテーマを提出し、先行論文の文献表を作成する。 (2)文献の収集と読み込み、分析にあたる。状況に応じて史・資料の収集にもチャレンジする。 (3)順番に研究結果を口頭発表する。 担当者は発表用のレジメを作成する。地図や図表など発表のパフォーマンスについても工夫する。 (4)担当者の発表に関して参加者全員で討論、批評を行う。 その際、あらかじめコメンテーターを決めておき、討論の活発化をはかる。 参加者は発表を聞きながら質問票を作成し、全員が発言するようにする。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1)東洋史学に関する自分の関心テーマを明確にしていく。 (2)文献検索の方法を習得する。 (3)学術論文の読解力を身につける。 (4)レジメ作成能力を高める。 (5)口頭発表の表現力、発表に対する批判力を養う。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況、発表の完成度、討論への参加態度などの平常点を基本としますが、討論を踏まえて自分の発表内容に手を加えたレポートを最後に提出してもらいます。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テーマにそくして各自で検索、収集する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1)レジメ作成に際しては、引用典拠を明確に示すこと。 (2)文献表を必ず作成すること。 (3)自分の担当外の時間も必ず出席して、同学の発表に真剣に対処すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス:参加者自己紹介。授業の進め方について。 【第2回】 ガイダンス:テーマの提出。担当者、コメンテーターの決定。 文献検索方法の説明。 【第3回】 ガイダンス:文献表の提出、検討。 【第4回】~【第14回】 担当者による発表と討論 【第15回】 総括
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