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授業の内容(Course Description) |
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ニュース報道、ドキュメンタリー、スポーツ、ドラマ、バラエティ、音楽番組等その卓越したテレビ観、番組制作論に裏付けされ制作されたコンテンツの集積こそ、テレビが今日巨大メディアとして君臨しつづけている証左である。そのテレビの黎明期・成長期・安定期の50余年にわたって番組制作の中枢で活躍して来たテレビの達人たち。又テレビ局に不可欠なネットワークの論客、編成のベテラン、番組宣伝、広報のベテラン、アナログからデジタルに日進月歩の技術革新その半世紀にわたっての変遷の生き証人たち。更に近年テレビ経営戦略の一環として注目されるコンテンツビジネス、テレショップ、ライブハウス等の新規事業展開のスペシャリスト達。その貴重な価値ある体験を通して、現在のテレビ局がかかえる幾多のテーマ、課題をほりさげ問題の核心に迫ってみる。前期は東京キー局出身のベテランプロデューサー、ディレクターを中心にアナログ時代の制作体験を、更にお笑い、バラエティ、ドキュメンタリー、報道、スポーツ、ドラマ、イベント等各分野において企画書制作を通じての番組、イベント作りのワークショップを体験、番組制作の第一歩に踏み込んでもらう。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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前期での番組制作の基本「企画書」制作は2週間連続での講義。このワークショップを通じて「企画書」作成への対応、具現化を修得してほしい。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席(50%)と課題レポート(50%)を綜合して評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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特になし
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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テレビを創りあげた先達の貴重な体験談はそのまま井戸を掘った人間のみが知る人生の足跡であり、サクセスストーリーである。前年度評価の高かった前期の「企画書」作成のワークショップは新しい試みとして注目され、継続する。二週連続出席によってのみ達成される講座なので、100%出席を要望する。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 総論(ワークショップへの対応、説明) 【第2回】 テレビを知り尽した放送人の直言・苦言 (石光 勝 ・ テレビ東京出身) 【第3回】 お笑い、旅グルメ、バラエティ オールラウンド名物プロデューサー制作秘話 (稲井 宏明 ・ テレビ東京出身) 【第4回】 お笑い、旅グルメ、バラエティ ワークショップ (稲井 宏明 ・ テレビ東京出身) 【第5回】 スポーツとメディア・スポーツと放送権 (寺尾 皖次 ・ テレビ東京出身) 【第6回】 スポーツ ワークショップ (寺尾 皖次 ・ テレビ東京出身) 【第7回】 ドキュメンタリー&放送 (稲冨 一興 ・ テレビ朝日出身) 【第8回】 ドキュメンタリー ワークショップ (稲冨 一興 ・ テレビ朝日出身) 【第9回】 イベント・「赤坂サカス」企画から放送迄・誕生秘話 (来住 尚彦 ・ 在TBS) 【第10回】 イベント ワークショップ (来住 尚彦 ・ 在TBS) 【第11回】 ドラマ・33年に入った長寿番組「土曜ワイド劇場」にみドラマ制作秘話 (稲垣 健司 ・ テレビ朝日出身) 【第12回】 ドラマ ワークショップ (稲垣 健司 ・ テレビ朝日出身) 【第13回】 テレビにおけるエンターテイメントの立ち位置と力関係 (皇 達也 ・ テレビ朝日出身) 【第14回】 アナウンサーからみたテレビ57年史 (佐野 眞由美 ・ テレビ東京出身) 【第15回】 テレビ東京深夜番組「ディープラブ」にみるマルチユース展開 (髙根 学 ・ テレビ東京出身) (招聘講師の一部変更もあります)
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