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授業の内容(Course Description) |
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われわれの住む場所は、どのような特色をもつところか、これをまず知っておくことが、日常生活上の基本心得である。世界各地が、それぞれ他と異なる存在となることを、われわれの立つ大地から考える、人文地理学の思考に触れる。このような思考例として、われわれが今暮らしている首都東京の特色を、そこに設定され、日常利用することの多い鉄道の電化以後、あるいは電車による開業路線を通じ、都市の発達、変化への対応あるいは、その影響を眺めてみよう。 春期にはJRのばあい、秋期には私鉄のばあいとに分けて述べる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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東京という巨大都市の特色を、電化された鉄道路線の広がりかたから考えてみる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末実施の、基本的問題の文章による解答を求めるテストによる。その一部に、より簡単な内容の解答のものを含む。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:とくに指定しない。授業に必要な参考資料図(2面)は、授業開始当初期に限り配布する。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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配布する資料コピー図に加え、『社会科地図帳』など(既使用分)を利用すると、本講を理解しやすい。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 自己紹介および東京の鉄道網全体を概観(導入1) 【第2回】 東京周辺の鉄道発達史概観(導入2) 【第3回】 甲武(中央)線部分電化(JR系電車化の最初) 【第4回】 山手線電化(官設線電車化の最初) 【第5回】 新橋・東京間高架線建設 【第6回】 甲武(中央)線都心部延長 万世橋に 【第7回】 東京駅開業と京浜間電化(電車化) 【第8回】 中央線 万世橋から東京駅に延長 中央線山手線直通運転(のノ字運転) 【第9回】 山手線環状運転 京浜線電車同時延長(京浜東北線となる) 【第10回】 東海道・横須賀線の電化(電気機関車による列車) 【第11回】 東北本線の部分電化 京浜東北線電車の延伸 【第12回】 中央線快速電車運転開始 【第13回】 総武線の延伸、電化、中央線との直通運転 【第14回】 常磐線の部分電化 【第15回】 以上のまとめ テスト
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