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授業の内容(Course Description) |
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企業などの事業者は、環境への取組に対する社会的説明責任を果たし、利害関係者との環境コミュニケーションを図ることが要求されている。その主な内容は、経営責任者の緒言、環境保全に関する方針・目的・目標・計画、環境マネジメントに関する状況(法規制遵守、環境保全技術開発等)、環境負荷の低減に向けた取組の状況(CO2排出量の削減、廃棄物の排出抑制等)等について取りまとめ、名称や報告を発信する媒体を問わず、定期的に公表するというものである。いくつかの環境報告書をサンプルとして第三者としての視点での評価演習を通じ、これらのコミュニケーション概要を理解する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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環境保全・環境ビジネス・社会公平性などを中心としたCSR活動を記載した環境報告書を第三者という立場で評価し企業の環境活動全般の理解を深める。加えて、発表用資料の作成を通じ、ドキュメンテーション能力と、発表でプレゼンテーション能力の習得を行う。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席率40%、第三者評価報告書20%、期末テスト40%で評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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環境報告書ガイドライン(2003年度版:環境省平成16年3月) 鈴木和男 作成 「企業による環境コミュニケーション動向」テキスト
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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自分の考えを簡潔に文書にまとめ(ドキュメンテーション能力)、それを他の人にわかりやすく伝える能力(プレゼンテーション能力)をこの講座を通じて習得してほしい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション、企業など組織の内外コミュニケーション 【第2回】 CSR(企業の社会的責任)とは。 【第3回】 環境コミュニケーション手段の多様性と変革 【第4回】 環境内部&外部コミュニケーション手段 【第5回】 中小企業・NPOなどのコミュニケーション手段 【第6回】 環境報告書(サステナビリティレポート・CSRレポート)の役割 【第7回】 環境報告書の有効利用と評価の動向、環境報告書ガイドライン(2003年度版)解説 【第8回】 環境報告書記述内容(組織ポリシー・環境パフォーマンスなど) 【第9回】 環境報告書記述内容(環境会計・社会貢献活動など) 【第10回】 環境報告書(ケースA)の第三者評価演習(ドキュメンテーション能力の育成) 【第11回】 環境報告書(ケースA)の第三者評価演習(ドキュメンテーション能力の育成) 【第12回】 (ケースA)第三者評価の発表(プレゼンテーション能力の養成) 【第13回】 環境報告書(ケースB)の第三者評価演習(ドキュメンテーション能力の育成) 【第14回】 環境報告書(ケースB)の第三者評価演習(ドキュメンテーション能力の育成) 【第15回】 (ケースB)第三者評価の発表(プレゼンテーション能力の育成)
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