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授業の内容(Course Description) |
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スポーツは1960年代からのメディアの発達とともに急速に発展し、その市場規模を拡大させてきた。現代は生活の質が極めて重要視されているが、活動的ライフスタイル産業としてのスポーツを経営的見地から考察・分析し、これらの市場に秩序を与え、さらなる発展と質的深化をはかる時代である。本講義では、社会のなかでどのようにスポーツ活動を位置づけ、どのようにスポーツを社会参画させ、またマネジメントしていくべきかについて論じる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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スポーツ経営について包括的に全体像を捉えるとともに、その産業・市場構造について基本的なことを理解し、将来のスポーツビジネスの方向性について考えていく。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業内に行うショートレポート・感想文及び学期末の課題レポートにより評価する。授業への出席はその前提となるものである。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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オリジナルテキスト、視聴覚教材を活用し、スポーツ経営の本質について平易に解説していく。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義はスポーツ・マネジメントの中核的な講義として位置づけられるので、積極的な参加を希望する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 基本的状況①:今何故スポーツビジネスか?技術消費文明時代に生きるとはどいういうことか? 【第2回】 基本的状況②:スポーツ活動は情報化時代における新しいインフラストラクチャーであり、ハード・ソフト・ヒューマンの集積化により構築される。 【第3回】 スポーツビジネスの捉え方①:スポーツ活動の特性、スポーツの社会的位置づけ、スポーツビジネスとは? 【第4回】 スポーツビジネスの捉え方②:スポーツは見るだけのもの、ファッションやブームではなく、人間の生命の根源に根ざすものである。 【第5回】 スポーツビジネスの捉え方③:文明病(メタボリックシンドローム、各種生活習慣病、各種ストレス症候群など)の増大にともなって、スポーツビジネスも発展する。 【第6回】 スポーツビジネスの実態①:スポーツ産業の領域、スポーツと健康づくりの関係、ハード・ソフト・ヒューマンウェアの配分 【第7回】 スポーツビジネスの実態②:スポーツビジネスの市場規模、スポーツ&フィットネスクラブの現状と課題 【第8回】 スポーツビジネスの実態③:リゾート&エコスポーツ、リゾートのニュートレンド(サバーバン型リゾート、海外リゾート)、ヘルスツーリズム等 【第9回】 スポーツビジネスのマーケットスケール①:行動動機、立地、グルーピング、健康度、カレンダー、ライフサイクル、人工加工度、セキュリティ 【第10回】 スポーツビジネスのマーケットスケール②:行動動機スケール;人間の行動動機と市場形成との関わり 【第11回】 スポーツビジネスのマーケットスケール③:立地スケール;施設や環境の立地条件による影響 【第12回】 スポーツビジネスのマーケットスケール④:グルーピング;人間の社会的属性(家族・カップル・クラブ等)による影響 【第13回】 スポーツビジネスのマーケットスケール⑤:健康度ニーズ;強健者から弱体者までの健康度、各人の特性による影響 【第14回】 スポーツビジネスのマーケットスケール⑥:その他;カレンダー、ライフサイクル、人工加工度、セキュリティ等のスケールとマーケットの絞込み 【第15回】 総括
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