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授業の内容(Course Description) |
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アメリカの金融崩壊が世界を同時不況に陥れました。100年に1度の大不況といわれましたが、その対応と回復の進行実態を見ると、国・業種・企業により大きな差が生じました。不況時の対応の仕方が、新しい社会秩序を作り上げようとしています。企業にとっても、日本国内の競争だけでなく、世界の変化にも十分に神経を使わなければならなってきました。学生諸君の就職活動においても、業種・企業の選択が大変難しくなってきました。 このような時こそ、現代企業の実態を正確に、タイムリーに把握し、マスコミ情報を冷静に分析して、経済判断力を強化しなければなりません。自分の一生を託すべき企業を選別しなければなりません。その為にも“現代企業を知る”ことが大切です。共に学びましょう。 私の授業では、次の3点に絞り解説をします。 1.混乱する現在の企業現場の実態を、 (私が毎日働いている職場の経験から)同時進行で報告します。 ・・・皆さん方はアルバイトと比較して、理解を高めてください。・・・ 2.昨年はアメリカのGMの破綻と再生の実体を、多くのマスコミ情報から学びました。 今年はJALの破綻をはじめ多く企業の変化を分析します。 ・・・M&Aや資源価格の乱高下が、大きな社会変化を引き起こすでしょう。 授業で学んだ知識が就職活動に役に立つように。・・・ 3.雇用情勢の変化から、現代企業を分析します。 ・・・特に連結経営の実態把握と分析が必要です。・・・ 私は現在も経営コンサルタントとして、中小企業の現場で経営指導をしています。 職場の話題を中心に、社会の変化や経済の混乱が現場にどのような影響を与えているか、お話をします。 皆さん方が就職活動等にも役に立つ、現代企業論を展開したいと思っています。楽しみにしてください。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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現代の企業実態とその勘所を数多く学び、経済社会の実態を知ることが、就活の面接でも 役立てればと、思っています
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(50%)・授業内テスト(2回20%)・期末テスト(30%)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは指定しません。 新聞・雑誌等で発表される時々の情報を配布し、参考にします。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業には積極的に参加し、あらゆる情報に興味を持ち、仲間と話し合ってください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 現代企業論の講義内容について 【第2回】 代表的な企業組織 【第3回】 株主総会(会社は誰のものか?) 【第4回】 役員会 (経営者の責任と仕事) 【第5回】 管理職 (皆さんは管理職になれるか!) 【第6回】 ここまでのまとめと、授業内小テスト(30分) 【第7回】 正規社員(年功序列型賃金) 【第8回】 派遣社員・パート・アルバイト(?非正規社員?) 【第9回】 企業破綻(倒産とは何か?) 【第10回】 企業破綻(株主・社員・債権者) 【第11回】 ここまでのまとめと、授業内小テスト(30分) 【第12回】 グローバル(外需)・国内(内需)・雇用 【第13回】 連結経営 親会社・子会社 【第14回】 連結経営 M&A・海外 【第15回】 まとめ・期末テスト(45分)
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