1. |
授業の内容(Course Description) |
|
「経済の血液」とも云われる金融の重要性と特質についてより実生活に即して理解しながら基本的知識の修得を目的とする。 そのためには日常身近に起こっている金融のトピックスを随時取り上げてそれを解説しながら上記の目的達成に役立てたい。 日本社会の高齢化は必然的に日本経済の低成長を余儀なくさせる。この事はかつての高度成長期のように経済全体のパイを大きくすることで種々の社会コストを吸収することが困難となることである。そう云う環境下で個人一人々が「自己責任」で自分の老後も含めて将来生活設計を担保することが求められている。そのためには金融の知識特に個人資産の運用面での知識なくしてはその達成は難しい。 春期の「日本の金融 I 」ではまず基本的知識の修得を目指し秋期のIIではその実践応用での知識の修得を目指す。また金融のグローバル化の進展に伴い国際金融の理解なくしては金融全般を知ったことにはならない。そのため国際収支 為替 国際通貨制度等についても概略言及したい。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
実生活の中での金融の働きを身近に実感することを目的とする。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
理解度確認のため授業で随時行う小テスト(レポートの提出も含む)と出席率の総合評価で行う。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
必要に応じて別途指示する
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
「日本の金融 I 」とIIは関連しておりIIは I での理解を前提に進めるので I とIIを連続して履修することが望ましい。出来るだけホットな実例を取り上げて解説するので日本経済新聞の定期購読を強く希望するまた東洋経済誌やダイヤモンド誌等も適宜購読することを推奨する。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 ガイダンス 授業の方針と内容について 【第2回】・【第3回】 お金と時間の関係 いわゆる「現在価値修正」の考え方 【第4回】・【第5回】 サブプライム問題と米国金融バブルへの考察 【第6回】・【第7回】 貨幣と決済の仕組みについて 【第8回】・【第9回】 貨幣と金融取引について 【第10回】 直接金融の仕組みについて 【第11回】 間接金融の仕組みについて 【第12回】 金融市場と金融資産について 【第13回】・【第14回】 リスクと金融制度について 【第15回】 まとめ
|