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授業の内容(Course Description) |
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「生命保険論Ⅱ」では、「生命保険論Ⅰ」の講義を受け、まず生命保険会社が直面する経営課題(逆ざや、少子高齢化、商品政策、海外事業など)をとり上げ、将来に向けたシナリオを考察する。また昨今社会問題となった保険金不払いや税制上の課題などについて述べる。さらに先の金融危機を踏まえ、生命保険会社の企業価値および自己資本の充実について概説する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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生命保険会社の経営課題をより深く理解することにより、長い人生の中で、無形商品である生命保険と、どう付き合うかという問題を考える。そのことにより、社会人としての生命保険活用の基礎力を修得できるようになることを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験の結果を重視するが、出席点を加味して最終的に評価する。目安としては、定期試験70%、出席点30%の比重で評価を行うことを考えている。 尚、講義の中で、外部の専門家(シンクタンク、生命保険会社など)を招いて数回講義し、それについての感想文を書いてもらう予定である。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは、出口治明『生命保険入門(新版)』岩波書店(2009年12月)を使用する予定である。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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「生命保険論Ⅰ」を履修していることが望ましい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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授業は概ね次のように行なう予定であるが、進度状況や社会情勢の変化により変更することがある。
【第1回】オリエンテーション(講義の進め方、参考文献についての概略説明) 【第2回】生命保険会社の逆ざや問題(1) 【第3回】生命保険会社の逆ざや問題(2) 【第4回】少子高齢化と生命保険(1) 【第5回】少子高齢化と生命保険(2) 【第6回】海外展開と業務の多様化 【第7回】商品政策と販売チャネル(1) 【第8回】商品政策と販売チャネル(2) 【第9回】保険金不払い問題の本質(1) 【第10回】保険金不払い問題の本質(2) 【第12回】保険自由化の検証 【第13回】税制と生命保険・年金保険 【第14回】生命保険会社の企業価値と自己資本 【第15回】総まとめ
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