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授業の内容(Course Description) |
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この科目は、「図書館学Ⅰ」を履修し、単位を取得した学生に限って履修することができます。 図書館資料全般の特質やさまざまな主題分野の多様な資料・情報について、その出版と流通、選択、選書ツール、保存管理について解説する。新しいメディアの特質やその利用等についても触れる。 1) 情報と資料、資料の類型とその特質(資料の歴史、一次・二次資料についても触れる) 2) 資料の出版と流通(外国事情にも触れる) 3) 蔵書構築の方針・評価(資料選択の基準を含む) 4) 選書ツールの利用法 5) 資料の受入・除籍・保存・管理(紙の劣化防止、共同保管等を含む) 6) 新しいメディアの収集、整理、利用等及び留意点 セメスターの途中でグループ・ワークで学習する
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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図書館が扱う資料は、図書や雑誌などの活字媒体だけでなく、デジタル情報資源をも含む多様な媒体のものであること理解すること。 それらの収集、組織化、保存、活用法などについて総合的に理解すること。 特に出版・流通に関する現況を知り、図書館の選書方針や基準に基づく資料選定の方法を学ぶこと。 ある主題の資料を選択する際に用いる選書トゥールを知り、適切な資料を選択する技術を学ぶこと。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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ショートコメント(40%)、小レポートまたは課題(30%)、最終レポート(30%)により総合的に評価する。 課題等は4/5以上の提出を最終評価の前提条件とする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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適宜プリントを配布する。 その都度、指定する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1)この科目の履修登録は「図書館学Ⅰ」の単位を取得した学生に限る。 2)第1回目の授業では、授業の進め方、グループ・ワークの編成法、評価方法などについて説明するので必ず出席すること。 3)一部グループ・ワークを取り入れるので、積極的な参加を求める。 4)出席申告に不正のあった場合、課題レポートを提出しない場合、グループ・ワークへの参加に消極的な場合は、セメスター途中であっても履修を認めないので注意すること。 5)この科目への履修登録はインターネットの活用ができること、WORDで文書作成ができること、PCメールでファイルを添付して送信することができること、を最低条件とする。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の方法など 【第2回】 図書館資料とは 情報媒体の歴史的変遷など 【第3回】 蔵書構成(コレクション・ビルディング)の理論 【第4回】 さまざまな主題分野の資料・情報とニーズ(1) 【第5回】 さまざまな主題分野の資料・情報とニーズ(2) 【第6回】 さまざまな主題分野の資料・情報とニーズ(3) 【第7回】 出版流通情報と出版流通機構 【第8回】 資料の選択と収集(1) 【第9回】 資料の選択と収集(2) 【第10回】 資料の選択と収集(3) 【第11回】 資料管理と保存 【第12回】 分担収集と分担保存 【第13回】 資料のデジタル化と機関リポジトリー 【第14回】 博物館・図書館・文書館の連携 【第15回】 まとめ 学習成果の自己評価、授業評価など
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