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授業の内容(Course Description) |
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学校図書館は、学校教育に欠くことのできない基礎的な施設であり、生徒の心を育て、生徒の学習を支える重要な役割を担っているばかりでなく、そこでの体験は、将来の図書館に対する印象を決定してしまうことさえ考えられる。 この授業では、学校教育における学校図書館と司書教諭の果たす役割を明らかにするため、学校図書館の理念と教育的意義、学校図書館の歩み、教育行政と学校図書館、学校図書館の経営、司書教諭の任務と役割、図書館メディア、新しい情報メディアの活用、学校図書館活動、関連する法規などについて、基本的な理解を図ることを目的としている。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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学校図書館について教員として必要な基本的知識を獲得し、将来、司書教諭として働く際に必要な心構えを身に付け、司書教諭課程の他科目を学習していく全体見取図を持つことを目指す。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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・授業参加度(60%)、レポート(30%)、授業参加度(10%)の総合評価。毎回、授業中に小レポートがあり、次回までの復習レポートがあり、最終回に課題レポートがある。 ・初回・最終回を含む3分の2以上の出席と、課題レポート全点提出が必須。出席やレポートに不正があった場合は自動的に不合格となる。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:今まど子編著『図書館学基礎資料』樹村房, 2009.2. 1,050円 参考文献:適宜紹介する。 *テキストは必ず初回授業までに入手しておくこと
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1)学期開始時点で必ずこのシラバスをオンラインで再確認すること。 2)第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること(やむをえず欠席する場合は事前に相談すること)。 3)司書教諭としてだけでなく教科教諭としても役立つ実践的な知識技能を主体的に習得する意欲ある学生を求める。 4)学習成果の復習と確認のため毎回レポート課題が出されるので、毎週1−2時間の自習時間の確保が必要。 5)パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識技能が必須。 6)授業中は私語、読書、ケータイ等の行為は一切禁止。違反者は履修無効とする。 7)特別な理由による欠席(就職活動・教育実習)は必ず事前に欠席届を提出すること。教育実習による長期欠席には、代替策として「特別レポート」を課する。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業オリエンテーション 司書教諭の任務 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の仕方など。 【第2回】 メディアリテラシーと教育改革 【第3回】 蔵書構築:魅力の源泉 【第4回】 メディアの組織化(1):分類・件名 【第5回】 メディアの組織化(2):目録 【第6回】 サイン計画:誘導と説明のシステム化 【第7回】 学校図書館改造計画(1) 【第8回】 学校図書館改造計画(2) 【第9回】 運営参加者の獲得:投書に回答する 【第10回】 利用指導の実際:栞を作る 【第11回】 オリエンテーションの演出 【第12回】 授業連携 【第13回】 図書廃棄 【第14回】 課題発表 【第15回】 まとめ 司書教諭の仕事 学習成果の自己評価、授業評価 *授業計画は学習状況によって変更することがある。
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