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授業の内容(Course Description) |
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現代の学校教育現場の状況、急速に変動する社会の状況などをふまえ、人格(正確)形成、心の健康保持などについて学ぶ。 児童期から思春期にかけての心の発達、青年期特有の不安定な状況から来る問題等や、情緒の発達と人間形成の道筋について学ぶ。 併せて、精神障害、発達障害、不適応などについても学ぶ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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* 精神保健の概念、精神発達の段階等が説明できる。 * 精神保健上の諸問題について提示し、意見が述べられる。 * 精神保健活動について説明できる。 * 精神保健とその関係法規等について説明できる。 * 精神保健相談の意義が説明できる。 * 発達障害の基本的内容について説明できる。 * 精神保健上の諸課題について自分の考えを述べることが出来る。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業参加度 40% 授業実施回数の2/3以上の出席を必要とします。 小論文・レポート 30% 試験 30%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に使用しませんが、資料およびパワーポイントを使用します。 参考書は、『児童・思春期の精神保健マニュアル』 東山書房
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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私語、遅刻・早退など受講の基本的事項を厳守
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 授業内容の概要、講義の進め方、評価などについて説明。 【第2回】 精神保健の概要 心の健康、精神保健の概念、定義、内容等について学ぶ。 【第3回】 精神発達の段階について 性格・人格形成の段階の基本的事項について学ぶ。 【第4回】 精神保健上の問題行動について 児童・生徒の具体的行動内容について学ぶ。 【第5回】 学校の現状と課題(1) 具体的事例(高等学校)から現状を学び、その対応について思考する。 【第6回】 学校の現状と課題(2) 具体的事例(小・中学校)から現状を学び、その対応について思考する。 【第7回】 精神保健活動について 校内組織、教職員の連携などについての意義を学び、その機能、あり方について思考する。 【第8回】 家庭における精神保健活動 現代社会の家庭のあり方と精神発達の関連について学ぶ。 【第9回】 関連法規、関係機関について 精神保健に関する法規、制度、システム、機能について学ぶ。 【第10回】 精神保健相談について 精神保健相談の基本的考え方、具体的対応法について学ぶ。 【第11回】 発達障害について 発達障害と共生教育、特別支援教育に関する基本を学ぶ。 【第12回】 精神障害等について 精神病、神経症など精神障害についての基本を学ぶ。 【第13回】 現代における特徴的事象について 自殺、いじめ、傷害・殺人などから背景、理由などを学び、対応法を考える。 【第14回】 これからの精神保健について 社会・生活様式の変化と性格・人格形成との関連について学び、自らの考えを形成する。 【第15回】 まとめ 授業の総括
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