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授業の内容(Course Description) |
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哲学の書籍の出版が相次いでいて、「哲学(テツガク)はやっぱりおもしろいよね」ともいわれているこのごろです。哲学はふだん「当たり前」と思っていることや、「当然のこと」とあまり深く考えないでいることにたいして、「なぜ」と問いかけ、「自分自身について」、「人間について」理解を深めていく学問です。 この授業は世界と日本の人間文化の歴史と現在を通して、「人間とは何か」、「人はなぜ生きるのか?」、「死ぬということはどういうことなのか」、「人間社会」について考えていきます。新鮮な発見に驚かれることでしょう。 私たち人間に影響を及ぼしてきた日本を含む東西の代表的な思想や思想家についての比較をし、また影響を受けた人々が何をし、そして私たちはどのような影響を受けてきたのかについても話します。たくさんおもしろい話も紹介するつもりです。 第二次世界大戦後の現代思想は何を問題にしているのかについても学び、人間について理解を深めます。 授業ごとにアニメや各種のDVD、4コマ漫画などを使って理解を深めます。わかりやすい、楽しい授業です。 注:この科目は短大生には社会科免許に関する科目になっています。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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多元的な課題を対象としているので、みなさんが履修する多くの科目と関連しています。 「テツガクは、人間を知るって、やっぱりおもしろいよね」と感じてほしいと思います。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席・平常点・期末レポート。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは買う必要がありません。授業ごとに教師が作成したレジュメ・プリントを配布します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・プリントの配布が多くなりますが、きちんと家に持って帰り学期が終了するまで保管しておきましょう。 ・理解を深めるためにアニメや各種のDVD、4コマ漫画なども使用します。 ・こういう話を聞きたいというテーマがあればリクエストをしてください。 前期・後期のテーマのいくつかはそのようにしてできたものが入っています。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 古代エジプト人の死生観 【第3回】 ツタンカーメンと古代エジプト文明 & クレオパトラや女性たち 【第4回】 猫と古代エジプト・キリスト教・イスラム教 『REMEMBER THE TIME』 【第5回】 イスラム教 ~ 過酷な砂漠で生きぬく智恵 【第6回】 日本神話と聖徳太子 & 『枕草子』と『源氏物語』 & 『平家物語』と武士の「死の美学」 【第7回】 人生を生き抜く強さが身につく空海 & 親鸞とジェンダー 【第8回】 ヘビや龍とアニミズム & キリスト教比較 ~ 『千と千尋の神隠し』をもとに 【第9回】 ジャンヌ・ダルク 【第10回】 ココ・シャネルという生き方 【第11回】 津田梅子 & 成瀬 仁蔵 & マリア・モンテッソーリ 【第12回】 ヤヌシュ・コルチャック先生とチャーリー・チャプリン 【第13回】 近代の死生観(パイデガーとキルケゴール)やニーチェとデューイ 幸福論(絶対的幸せと相対的幸せとは) 【第14回】 ポストモダン(デリタとレヴィナス)・ガヤトリ・スピヴァクとサティー(寡婦殉死)・サバルタン思想 【第15回】 ポストコロニアリズムと現代思想
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