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授業目標 |
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本講義は、教職課程履修者に対して、将来教職に就くために必要な教育史上の思想と制度に関する知識を与えることを目的とします。また同時に、教育に関する基本的概念を理解させ、教育を歴史的に捉える訓練をおこないます。
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2. |
授業概要 |
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内容は、授業計画の順に、基本的な教育概念と思想の展開、教育制度とりわけ学校制度の基盤が確立した近代ヨーロッパを中心に講義し、最後に明治以降の日本について付言します。
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3. |
準備学習 |
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・高校で学んだ「世界史」と「日本史」のテキストを読み返しておくこと ・授業中に聞いた用語などで分からないものがあれば、調べておくこと
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4. |
授業計画 |
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【第1回】教育の歴史とは 【第2回】近代的思惟の確立・・・コペルニクス的転回 【第3回】役に立つ教育を世界平和のために・・・ラトケとコメニウス 【第4回】紳士のための教育・・・ロックの認識論と教育 【第5回】人文主義か実学主義か 【第6回】わが子は孤児院へ・・・ルソーの自然と意志 【第7回】挫折の人・・・ペスタロッチの直観教授 【第8回】子供の天国・・・フレーベルの神性と子供 【第9回】啓蒙主義教育の克服・・・ドイツ観念論の問題 【第10回】学としての教育学・・・ヘルバルトの「科学的」教育学 【第11回】自由・平等・博愛・・・フランス革命と公教育 【第12回】労働力の向上を・・・イギリス産業革命と教育 【第13回】遅れてきた近代国家・・・ドイツの統一と教育 【第14回】日本の近代化と教育 【第15回】まとめと試験
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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期末におこなう論述式のペーパーテストによって評価する。評価の基準は、基本的な事項の知識修得と理解を合格最低基準として、答案の文章、論理性、客観性、分析力などを評価して加点します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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テキスト:特定のものは使用しないが、必要に応じて指示します。 参考書・参考資料等:講義中に関係する参考書を指示します。
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7. |
その他 |
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