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授業目標 |
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圧縮性流体力学について学習します。熱力学の基礎、質量保存則、エネルギ保存則、運動量保存則、マッハ数、先細ノズル、ラヴァル管、衝撃波、航空機と衝撃波との関係について学ぶ。 圧縮性流体の温度変化,圧力変化,密度変化,マッハ数などの計算ができるようにする。こう速で動く機械(航空機,新幹線など)の設計に必要な基礎知識を学習する。
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2. |
授業概要 |
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黒板に板書して説明する。教科書のデータなどを活用して授業を行うので、教科書を持ってきてください。 流体力学1,2とは異なり、圧縮性のある流体についての流体力学について学習する。非圧縮性流体の場合とは異なるベルヌーイの式などを学ぶ。また、航空機と衝撃波との関係について学ぶ。適宜、問題演習を行う。
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3. |
準備学習 |
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数学(線形代数学、常微分方程式、偏微分方程式、関数論、対数微分)、物理学1、物理学2(力学、波動)、熱力学を学習しておいてください。 適宜、簡単な小テストを行うので十分復習をし、また予習をしておいてください。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】圧縮性流体の基礎(状態方程式、体積弾性率、圧縮率) 【第2回】圧縮性流体の基礎(熱力学第一法則と比熱) 【第3回】圧縮性流体の基礎(熱力学第二法則とエントロピ) 【第4回】圧縮性流体の基礎(微小擾乱の伝播と音速、マッハ数) 【第5回】一次元の定常流れ(連続の式、運動方程式) 【第6回】一次元の定常流れ(ベルヌーイの式、運動量の式) 【第7回】一次元の定常流れ(エネルギの式、断熱流れにおける流速と音速) 【第8回】一次元の定常流れ(よどみ点状態) 【第9回】ノズル内の流れと垂直衝撃波(先細ノズルの流れ) 【第10回】ノズル内の流れと垂直衝撃波(ラバルノズル内の等エントロピ流れ) 【第11回】ノズル内の流れと垂直衝撃波(ラバルノズル内における衝撃波の発生、衝撃波の発生) 【第12回】ノズル内の流れと垂直衝撃波(垂直衝撃波の式、ランキン・ユゴニオの式) 【第13回】ノズル内の流れと垂直衝撃波(プラントルの式、垂直衝撃波の式) 【第14回】斜め衝撃波 【第15回】試験とまとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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試験,学習態度
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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使用テキスト 「圧縮性流体力学」 松尾一泰著 (理工学社) 参考書 中林ほか2名共著 「流体力学の基礎(1)、(2)」 (コロナ社)
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7. |
その他 |
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授業方法 教科書を使用する。重要な項目について板書して解説する。適宜演習を行う。電卓持参 授業内容のレベルと関連する科目 流体力学1、流体力学2、数学、熱力学 授業構成 講義、演習 流体力学1,流体力学2を履修しておいてください。流体力学1、流体力学2を履修していない人は、それらを履修してから本講義を受けてください。数学(線形代数学、常微分方程式、偏微分方程式、関数論,対数微分)を勉強しておいてください。
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