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授業目標 |
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天文学で使われる座標と用語を理解し、天文学の基礎的な内容を把握します。さらに、ケプラーの法則、万有引力の法則を学び、簡単な軌道計算ができるようになることを目指します。現代の宇宙観についても学びます。
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2. |
授業概要 |
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星空をみあげていくつの星の名前を挙げることができるでしょうか。本講義は「星に興味を持っていて、星のいろいろなことについて知りたい。」と考えている学生に天文学の入門の授業をおこないます。前半は、天文学発達の歴史を振り返り、星の座標を理解します。次に星の進化について学びます。後半は、ケプラーの法則とニュートンの万有引力の法則から、惑星あるいは人工衛星の軌道を計算し、軌道計算の初歩を学びます。
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3. |
準備学習 |
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WebCTに授業内容を載せるので、予習と復習に利用してください。星に興味をもつ第一歩は、星を眺め、星座を覚えることです。最近は便利な電子ツールもありますので、大いに利用して今見えている星がなんと言う星か調べましょう。
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4. |
授業計画 |
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天文学の基礎的な事項と軌道計算をおもに解説します 【第1回】 宇宙についての導入(天文シミュレーションソフトウェアを使って過去、未来の様々な天体ショー 【第2回】 星を記述する方法(宇宙の座標系と宇宙の単位について) 【第3回】 星の進化1(HR図) 演習問題1:太陽に近い恒星について、HR図を作成 【第4回】 星の進化2(星のエネルギー源) 【第5回】 星の進化3(星の誕生から消滅まで) 【第6回】 惑星の軌道1(楕円軌道) 【第7回】 惑星の軌道2(ケプラーの法則) 【第8回】 惑星の軌道3(ケプラーの法則から万有引力の法則へ)演習問題2:海王星と冥王星の軌道について 【第9回】 軌道計算1(二体問題) 【第10回】 軌道計算2(楕円運動の公式) 【第11回】 軌道計算3(ケプラー方程式の解法) 【第12回】 軌道計算4(人工衛星の軌道、ホーマン軌道) 【第13回】 軌道計算5(ランデブー)演習問題3:人工衛星同士のランデブーに必要な速度変化 【第14回】 相対性理論の世界 【第15回】 定期試験とまとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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天体について興味をもち,宇宙科学の基礎的な事項を学びます。簡単な軌道計算ができるようになることが目標です。評価は、演習課題と期末試験の評価をあわせて、総合的に評価します。
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使用テキスト及び使用教材 |
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参考書 1.作花一志,中西久宗 共著 「天文学入門−パソコンでみる宇宙―」 オーム社 2.戎崎俊一 著 「ゼミナール 宇宙科学」 東京大学出版会 2.木下 宙 著 「天体と軌道の力学」 東京大学出版会
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7. |
その他 |
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Web-CTによる授業内容および参考資料の公開を行います。
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