Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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デジタル回路システム(Digital Circuit System) 森藤 明法
3年 後期 専門科目選必 2単位
【ヒューマン・後】 11-1-0528

1.
授業目標
論理回路はエレクトロニクスの基盤をなす学問の一つである。 本講では論理回路の基本的概念および基本的設計手法を修得し,大規模集積回路設計の基礎を築くことを目的とする。
2.
授業概要
論理回路の基礎となる数の表現,論理記号,論理関数,ブール代数などを説明する。 論理を実現するための回路設計法,特に,真理値表から論理関数の生成およびその論理関数の簡単化などに言及する。 デコーダ,加算回路などの組み合わせ回路,フリップフロップ,カウンターなどの順序回路の基本的回路について説明する。 さらに,大規模集積回路設計への入門としてメモリ,マイクロコンピュータについても概略を述べる。
3.
準備学習
授業時間中に次の授業で必要となる内容のキーワードを示しますので,そのキーワードについて参考書やその他の資料で内容をよく調べるようにしてください。
4.
授業計画
授業は講義を中心として,必要に応じ演習を行う。 授業計画は次の通りである。
【第1回】  論理回路とは          アナログ技術とディジタル技術
【第2回】  数の表現(その1)       基数,2進数,8進数,16進数
【第3回】  数の表現(その2)       負数の表し方,浮動小数点
【第4回】  基本論理演算(その1)     論理関数と論理記号
【第5回】  基本論理演算(その1)     ブール代数
【第6回】  論理設計            簡単化の必要性,カルノー図法(1)
【第7回】  論理設計            カルノー図法(2)
【第8回】  論理回路の実現         半導体素子を用いた論理回路
【第9回】  組み合わせ回路(その1)    デコーダ,マルチプレクサ,復号器
【第10回】 組み合わせ回路(その2)    加算回路,パリティチェック回路など
【第11回】 フリップフロップ        RS−FF,JK−FFなど
【第12回】 順序回路            カウンター,シフトレジスターなど
【第13回】 メモリ             ROM,RAMなど
【第14回】 マイクロコンピュータ
【第15回】 まとめ
5.
成績評価の方法、基準
学期末試験,演習,レポートにより評価を行う。 授業時間数の3分の1以上欠席した学生には学期末試験の受験資格を与えないこともある。
6.
使用テキスト及び使用教材
参考書として 清水賢資著 「ディジタル情報回路」 森北出版
7.
その他