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授業目標 |
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常識ある社会人となるためには、現代世界の成り立ちについて、ある程度の知識と見識を備えておく必要があります。そのために、今日の世界を形作った20世紀の歩みを、映像記録を使って振り返り、現代の諸問題への歴史的な理解を深めます。同時に、自分の意見を分りやすくまとめられるような訓練の場にしたいとも考えています。
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授業概要 |
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今から100年前の世界では、欧米諸国家が圧倒的な力を持って、他のアジア・アフリカ地域を押さえ込んでいました。その中で日本は唯一これに対抗できる国家でした。その後、二つの大戦争を経て、民主主義と豊かな社会が広がり、植民地はほとんどなくなり、人種差別も減少しました。 どのようないきさつから、このような大きな変化が起きたのかを振り返らねば、現代世界を深く理解することは難かしいでしょう。 この時間には、毎回映像記録を上映し、その時代背景などを講義で補足しながら、特に20世紀前半の世界の歩みを振り返ります。
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3. |
準備学習 |
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新聞やテレビなどで取り上げられる国際問題に注意するようにして下さい。 さらに、特に関心を持った問題の歴史的な背景を、インターネットや書籍・雑誌で探る習慣を身について下さい。
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授業計画 |
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【第1回】概要説明 映像記録の衝撃 【第2回】20世紀の開幕 【第3回】第一次世界大戦1 【第4回】第一次世界大戦2 【第5回】ヒトラーの登場 【第6回】スターリンの大粛清 【第7回】20世紀前半の日本1 【第8回】20世紀前半の日本2 【第9回】第二次世界大戦1 概要 【第10回】第二次世界大戦2 日系二世部隊の活躍 【第11回】第二次世界大戦3 戦時下日本の暮らしぶり 【第12回】第二次世界大戦4 技術者たちの戦い 【第13回】第二次世界大戦5 戦争末期の日本 【第14回】第二次世界大戦6 列強による世界分割 【第15回】20世紀前半の世界のまとめ
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成績評価の方法、基準 |
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過去の映像を記憶に刻みながら、その歴史的な意味を理解することをめざします。毎回その時間の授業内容を把握していることを確認する試験を実施し、最後にまとめのレポートを提出してもらい、その合計点で成績を評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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テキストは使用しません。教材は教室で提示します。
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7. |
その他 |
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前期に行う国際文化1で20世紀前半を、後期に行う国際文化2で20世紀後半を扱います。
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