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授業目標 |
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現代の日本では、道徳が崩壊しているといわれています。その原因は多様ですが、学校教育において人間の価値観や世界観などが必ずしも十分に習得させられていないという現実があります。そこで、本講義では、将来教師になりたいという意志を持つ学生に対して、一般的に道徳とは何かを再認識させ、次いで学校において道徳をどのように指導するかについて理論的かつ実践的に理解させることを目標としています。
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2. |
授業概要 |
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1道徳とは何か (1)倫理と道徳 (2)宗教と道徳 (3)文化と道徳 2西洋と日本の道徳の違い (1)西洋における道徳観の変遷 (2)日本的道徳とは何か 3道徳をいかに指導するか (1)道徳は分野か (2)学習指導要領の規定 (3)道徳の内面化・実践性の優位 (4)道徳の時間 (5)道徳と教科の授業
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3. |
準備学習 |
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・授業中に指示する参考文献を読んでおくこと ・本講義では多様な用語が出てくるので、分からないものは次回までに学習しておくこと
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4. |
授業計画 |
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【第1回】 イントロダクション:倫理と道徳 【第2回】 イントロダクション:宗教、文化、道徳 【第3回】 西洋における道徳観の変遷 【第4回】 西洋における道徳教育の変遷 【第5回】 日本の道徳と道徳教育 【第6回】 道徳は分野か 【第7回】 学習指導要領;道徳編 【第8回】 道徳教育の目標 【第9回】 道徳教育の内容 【第10回】 道徳の具体的指導法;道徳の時間 【第11回】 道徳の具体的指導法;教科、特別教育活動 【第12回】 道徳の内面化・実践性の優位とは 【第13回】 あらゆる教育活動における道徳の指導 【第14回】 道徳の時間の意義 【第15回】 まとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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基本的な講義内容を理解することを達成目標とし、それを問う期末試験の成績と、授業において要求したレポートの内容で評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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『学習指導要領 道徳編 解説』 『教育小六法』
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7. |
その他 |
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中学免許必修、高校免許選択 参考書は授業中に適宜指示します。
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