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授業目標 |
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中学校教員を目指す学生が、総合的学習の時間において、人類社会の普遍的な問題を指導できるように、個別テーマに沿った内容を理解させます。本年度は「倫理とは何か」について考えることを学ばせる演習を行ないます。内容は、以下のテキストに応じた授業計画の順です。
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2. |
授業概要 |
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現実の社会における実際上の倫理的諸問題について、どのように捉え、どのように行動するのかについて、各人に発表させて、全員で議論します。
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3. |
準備学習 |
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・事前にテキストに目を通しておくこと ・必ず次回発表箇所を読んで、問題点を確認しておくこと ・できるだけ関連文献にも目を通しておくことが望ましい。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】授業の主旨とテキストの概要説明。テキスト発表分担者の決定。 【第2回】ヘアヌードと他者危害の原則 発表と討議(以下同じ) 【第3回】留学生射殺事件の無罪判決 【第4回】エイズ患者のプライバシー 【第5回】子供の名前と自己決定権 【第6回】何歳になったら親に内緒で人工妊娠中絶をしてよいか 【第7回】代理母は許されるか 【第8回】安楽死と尊厳死 【第9回】死刑廃止論 【第10回】セクハラで大事なのは使用者責任 【第11回】ハイテク社会と製造物責任法 【第12回】公正の概念とアファーマティヴ・アクション 【第13回】自殺は許されない行為か 【第14回】売春は悪か 【第15回】まとめと考察 − 他者危害の原則を考える
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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テキストの理解と自ら考える力を発揮できたかどうか。授業中の発表や発言を判断して評価するとともに、最後に提出させるレポートによって最終評価します。
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使用テキスト及び使用教材 |
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加藤尚武『応用倫理学のすすめ』丸善ライブラリー 小浜逸郎『なぜ人を殺してはいけないのか』洋泉社新書
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7. |
その他 |
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中学免許・高校情報必修、他高校免許選択 自主的に取り組み、自発的に発言することを期待します。
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