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授業の内容(Course Description) |
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現在の日本経済の様々な問題を考える際には、為替レートの変動がもたらす影響を無視することはできません。しかし日本経済が不調だと言われ続けながら、どうして円が切り上がるのか、理解することは容易ではありません。それは円と取引される主要な外貨であるドルの本質を見極めないといけないということにつながります。 実際、第二次大戦後、ブレトンウッズ体制の下で、ドルは国際的に基軸通貨として認められることになり、大きな役割を果たしてきました。しかしその後の経済変動の中で、その役割は大きく変化しています。こうしたことを勉強しながら、我が国経済と深く関連のある国際経済の状況を把握していきます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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基軸通貨の役割について理解できる。円の置かれている立場について考えることができる。本を読み、簡潔にまとめ、その上で自分の言葉で説明するスキルを身につける。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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通常授業への参加度・出席40点。報告60点。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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谷口智彦『通貨燃ゆ:円・元・ドルの同時代史』日本経済新聞出版社
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストをよく読んでくること。担当に決まった場合には、その準備を行うこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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演習は大学生として最も重要かつ興味深い時間です。積極的に準備をした上で参加してください。自分はどう考えるのかということを常に意識して、授業に望んでください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業案内・オリエンテーション 【第2回】 国際基軸通貨とは(1)(講義) 【第3回】 国際基軸通貨とは(2)(講義)、テキストの担当を決める。 【第4回】~【第15回】 テキストに沿った読み込み
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