Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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現代経済の課題B II 加賀美 充洋
選択必修  2単位
【経済】 11-1-1110-1966-02

1. 授業の内容(Course Description)
 実際のODA実施経験から
 実際に日本の援助を実施した体験から、具体的に「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を取り上げて解説する。案件選択過程、実施体制、実施面の苦労・問題点、受益者の反応、広報・宣伝活動等を紹介する。それらの経験から導かれる望ましい援助を考える。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 体験談を単なる苦労話に終わらせるのではなく、そこから導かれる教訓を多角的に吟味する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席状況20%、授業中の積極性20%、期末試験60%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:加賀美充洋『貧困国への援助再考-ニカラグア草の根援助からの教訓』アジア経済研究所、2009年。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・指定したテキストを事前に読んでおくこと。
 ・新聞を毎日読み、特に援助関連記事に注意すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 援助に関する知識・見聞を蓄積するため、マスコミや援助機関の広報に絶えず関心を払いフォローする。また授業中の積極的な質問・意見表明を歓迎する。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 途上国への援助はなぜ必要か
【第2回】
 援助の形態
【第3回】
 大使館の担当する援助
【第4回】
 草の根・人間の安全保障資金協力
【第5回】
 草の根1 実施体制
【第6回】
 草の根2 教育関係プロジェクト
【第7回】
 草の根3 保健・医療関係プロジェクト
【第8回】
 草の根4 民生環境関係プロジェクト
【第9回】
 草の根5 道路・橋梁関係プロジェクト
【第10回】
 草の根6 福祉・啓蒙活動関係プロジェクト
【第11回】
 草の根7 問題点
【第12回】
 草の根援助の評価
【第13回】
 草の根援助の貧困国への可能性
【第14回】
 経験からの若者への助言
【第15回】
 まとめ