Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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税法研究 下村 英紀
必修  4単位
【経済学専攻】 11-1-1110-2772-05

1. 授業の内容(Course Description)
 春期授業においては、租税法の原則や基本的な考え方を理解し、企業の事業活動に密接な関係がある法人税法の理論と構造を学習する。
 秋期授業においては、租税法に係る主要な判例等の個別事例を取り上げ、その分析及び報告と討論を通じて、租税法の考え方とその具体的な適用を学習する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 租税法の原則および考え方と法人税法の理論および構造を体系的に理解し、実務において長く対応できる考え方と処理能力を習得することを目標とする。また、租税法に係る具体的な事例の課題について、分析・検討を行い、自らの考え方を整理し、発表できる力を身につける。
 これらを通じて、修士論文の作成に必要な基礎的な力を涵養する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席、報告・発表、討論およびレポートにより、総合評価を行う。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 必要に応じ資料を配布する。
 参考文献:金子宏『租税法(第15版)』弘文堂
      水野忠恒ほか『租税判例百選(第4版)』有斐閣
      租税関係法令集
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 租税法の考え方を理解し、それを着実に積み上げることが何よりも重要である。そのために、予習・復習を地道に欠かさず行うこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 実社会において、必要な情報を収集し事実を確認して、それに基づき自ら考え判断を行い、それを実行する力を持つことは、重要である。授業を通じて、この能力が修得できるよう研鑽に努めて欲しい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 春期授業のオリエンテーション
【第2回】
 租税法総論
【第3回】
 法人税法総則(1)
【第4回】
 法人税法総則(2)
【第5回】
 法人税法の所得の概念と所得の計算原理
【第6回】
 法人税法の収益・費用の認識基準
【第7回】
 益金の額の計算
【第8回】
 損金の額の計算(1)
【第9回】
 損金の額の計算(2)
【第10回】
 損金の額の計算(3)
【第11回】
 損金の額の計算(4)
【第12回】
 金融取引課税等(1)
【第13回】
 金融取引課税等(2)
【第14回】
 法人税額の計算、申告・納付等
【第15回】
 春期授業のまとめ
【第16回】
 秋期授業のオリエンテーション
【第17回】
 権利救済制度
【第18回】
 判例等研究(1)
【第19回】
 判例等研究(2)
【第20回】
 判例等研究(3)
【第21回】
 判例等研究(4)
【第22回】
 判例等研究(5)
【第23回】
 判例等研究(6)
【第24回】
 判例等研究(7)
【第25回】
 判例等研究(8)
【第26回】
 判例等研究(9)
【第27回】
 判例等研究(10)
【第28回】
 判例等研究(11)
【第29回】
 判例等研究(12)
【第30回】
 秋期授業のまとめ