1. |
授業の内容(Course Description) |
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本講義は,私達が日常普通に目にし、経験しているマーケティングの営みの背後に、どのような原理が働いているかを見つけ、理解することを目的としている。 こうした能力を養えるよう、理論的、原理的諸知識を学び取るとともに、事物を見えないところまで掘り下げて抽象的にとらえる仕方を学び、今見えている現実を理論の目、原理の目で見ようとすることをマーケティングの場で試みようとするものである。 具体的に授業では、下記のテキストを利用してマーケティング研究の歴史的流れをたどりながら、マーケティングとはどのようなもので、いつごろどのように生成し、どのように発展してきたのか、どのように行われ、どのように研究されてきたかなどを、理論と歴史そして実践という形で立体的にマーケティングの全体像を理解してもらうとともに、そこに働く理論や原理の意義を見出してもらいたいと考えている。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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マーケティングの諸概念を理解できるようになること、および、市場で展開されている諸現象を原理的、理論的に説明することができるようになること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験100%(ただし、時々授業時に小テストを行う。小テストの得点は期末試験の得点に加算される)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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マーケティング史研究会編『マーケティング研究の展開』(同文舘出版、2010年)をテキストとする。授業時には必ず持参されたい。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストをノートを取りながら読むこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1)マーケティングの理解を深めるために、マクロ・マーケティングを論ずる「流通システム論Ⅰ、Ⅱ」を合わせて履修することをお勧めしたい。 (2)大学の講義内容は授業に出ていないとなかなか理解出来にくいものである。特に本講義で利用するテキストは少々むずかしいので、授業に出ることを心掛けてほしい。授業では講義内容を可能な限り平易に説明するつもりである。諸君は授業に出ることを心がけることにより、講義内容を理解しやすくなり、その結果、マーケティングに興味を覚えることだろう。そうなることを期待している。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 マーケティングの概念 【第3回】 マーケティングの発展段階―製造業を例として― 【第4回】 市場経済体制におけるマーケティングの役割 【第5回】 マーケティング論成立の沿革(1) 【第6回】 マーケティング論成立の沿革(2) 【第7回】 ミクロ的マーケティング論のパイオニア(1) 【第8回】 ミクロ的マーケティング論のパイオニア(2) 【第9回】 マクロ・マーケティング論とWeld 【第10回】 広告研究の系譜(1) 【第11回】 広告研究の系譜(2) 【第12回】 チャネル研究の系譜(1) 【第13回】 チャネル研究の系譜(2) 【第14回】 マーチャンダイジング論の登場と製品計画論への系譜(1) 【第15回】 マーチャンダイジング論の登場と製品計画論への系譜(2)
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