Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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情報処理演習 II 佐藤 英人
選択  2単位
【経営】 11-1-1120-1850-08

1. 授業の内容(Course Description)
 情報システムの新しい分野の一つとして、地理情報システム(Geographic Information System: GIS)がある。地理情報システムは、これまで紙で描かれてきた地図をデジタル化し、地図上に表現された様々な情報(地理データ)を幾何学的に分析するシステム全般を指す。一般にはカーナビゲーションシステムやインターネットのデジタルマップなどに広く普及している。本講では、地理情報システムの基本的な原理を理解するために、簡易GISソフト「MANDARA」を利用して、地理データの可視化技法を中心に実習を行う。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 地理情報システムの基本的な原理を理解するとともに、簡易GISソフト「MANDARA」を利用して、地理データの可視化技法を習得することを目標にする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席点を基本とする。ただし、必要に応じて講義中に小テスト・小レポートを課し、それも評価に加える。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 教科書:後藤真太郎・谷謙二・酒井聡一・加藤一郎『MANDARAとEXCELによる市民のためのGIS講座 新版』、古今書院、2007、204p
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 自宅や大学などで常日頃からコンピュータに慣れ親しんでおくことが望ましい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 この講義は実習形式で行うため、単位取得には出席が不可欠である。教室内設置の端末を利用するので、各自パソコンを持参する必要はない。地理情報システムの基本的な解説は、情報システム論IIで行うので、先行もしくは並行履修することが望ましい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 地理情報システムの特徴とMANDARAの操作方法
【第3回】
 地図データと属性データとは?―階級区分図の作成を例に(1)
【第4回】
 地図データと属性データとは?―階級区分図の作成を例に(2)
【第5回】
 地図データと属性データとは?―コンビニエンスストアの立地分析を例に(1)
【第6回】
 地図データと属性データとは?―コンビニエンスストアの立地分析を例に(2)
【第7回】
 地価公示データの活用方法―東京都の地価分布図の作成を例に(1)
【第8回】
 地価公示データの活用方法―東京都の地価分布図の作成を例に(2)
【第9回】
 土地利用メッシュデータの活用方法―東京都八王子市の土地利用変化を例に(1)
【第10回】
 土地利用メッシュデータの活用方法―東京都八王子市の土地利用変化を例に(2)
【第11回】
 測地系と座標系
【第12回】
 緯度経度の取得方法
【第13回】
 e-Statを利用した国勢調査データの活用方法
【第14回】
 白地図画像の地図データ化
【第15回】
 まとめ