Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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プレゼンテーション II 円谷 洋一
選択  2単位
【経営】 11-1-1120-2773-02

1. 授業の内容(Course Description)
 プレゼンテーションとは、単なる「話法」ではありません。
相手を「説得」し、「共感」を得、相手と自分の間に「Win-Win」の関係を築くための技術(スキル)です。
 あなたが誰かを説得し、その相手があなたの考えに同意してくれるためには、優れたコミュニケーション技術が欠かせません。充分に計算され、構成され、準備されたプレゼンテーションを行うために、プレゼンテーション技術は存在します。
 プレゼンテーション技術(スキル)は「技術あるいは技法」ですから、習得が可能です。
 プレゼンテーション技術は、大きく①内容作成技術と②発表技術に分かれます。
  ①内容作成技術は、①-1「企画の技術」と①-2「文書化・視覚化の技術」で構成されます。
  ②発表技術は、②-1「構成の技術」と②-2「発表の技術」に分かれます。
 そして、これら技術をサポートするのが③「V/A(ビジュアルエイド)の技術」です。
 実社会におけるプレゼンテーションの多くは、チーム(タスクフォース)対応となります。
 そこで秋期では、個々人のスキル獲得という春期の成果(①-2「文書化・視覚化の技術:基礎」②-2「発表の技術」を体験(演習))を踏まえ、グループ作業を通じ②-1「発表構成の技術」を身につけてもらいます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
②-1「発表構成の技術」には、論理的で説得力ある①-1「内容(企画)」が前提となります。
 知恵を絞った「内容」を構築し、計算された「構成」で演出し、説得力ある「発表技法」を駆使した技術で、
「納得」と「共感」を得るプレゼンテーションの醍醐味を修得してください。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
プレゼンテーションの授業は、①講義と②演習の繰り返しとなります。
したがって、出席と演習参画が絶対条件です。
【秋期】 出席点:60点 演習技術点:20点 態度・意欲点:20点で評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 「テキスト」「チェックポイント」「演習シート」等プリントを配布します。
 要望があれば、参考図書を紹介します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
グループディスカッションおよび個人の発表内容作成作業は、授業の時間範囲内では不足すると考えられます。
積極的に授業時間以外の時間を使い、ディスカッションを深め、内容充実を図ってください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
「パワーポイント(Microsoft Office PowerPoint)」をさまざまに活用することにより、プレゼンテーションの効果は左右されます。
夏休み期間を利用して、パワーポイント操作に慣れておいてください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】      ガイダンス
【第2~4回】    春期の復習(秋期からの受講者のレベル調整含)
【第5回】      「企画の技術」=ロジック構築法
【第6回~第7回】 「ロジック構築法」演習
【第8回】      「プレゼンテーションの構成」講義
            グループ演習テーマ(課題解決)設定
【第9回~第12回】  グループディスカッションを通じた
           「課題解決策」の模索と、
            個人別「課題解決案」の決定
            および「発表技術」の探索、
            リハーサルを通じたブラッシュアップ
【第13回~第14回】 各種技術を駆使した「プレゼンテーション」本番   
【第15回】      総講評