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授業の内容(Course Description) |
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観光経営学は、観光供給を担う各種事業活動(=観光事業)の全貌を、経営学の枠組みと理論を援用しながら明らかにする科学である。その目的は、観光経営の現場における問題の所在、諸問題の解決に資する方策、観光のさらなる振興に寄与する事業創造の基礎となる知識・技能・経験を明らかにすることにある。 本講義の目的は、同じ担当者による学部の講義である「観光経営学」、「宿泊産業経営論」、「観光社会学」の内容を部分的に紹介しつつ、院生向けに講義内容を深化させながら、院生諸君の観光経営研究への関心を引き出すことにある。 授業の実際は、まず担当者が基礎的な考え方を提示し、その後は履修者との質疑応答を交えて、演習形式により授業を進める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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観光産業やホスピタリティ産業の経営について学ぶことによって、国内総生産の7割以上をサービスが占めるといわれる中で、サービス産業の代表的な分野であり、わが国の成長戦略の一翼を担う観光産業について、直面する諸問題と解決の基本原理、さらに今後のさらなる飛躍のための諸課題の達成について理解を深めてもらう。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への出席、質疑応答への積極的な参加、期末に提出を求める講義内容に関連させた任意のテーマについてのレポート、これら3点の評価を総合して最終評価とする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは指定せず、プリントを配布し、参考書は適宜推薦する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義と質疑応答の内容を課題研究や修士論文の内容に反映させることによって学習を深めてほしい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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マーケティング、人的資源管理、財務管理等の分野について、幅広く奥行きの深い視野を養ってほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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概ね、以下のテーマについて講義する。ただし、履修者の要望、観光事業の新たな展開等を踏まえて内容を変更することがある。 【第1回】 観光と観光学① 【第2回】 観光と観光学② 【第3回】 観光の歴史① 【第4回】 観光の歴史② 【第5回】 観光と行動① 【第6回】 観光と行動② 【第7回】 観光情報と観光情報産業① 【第8回】 観光情報と観光情報産業② 【第9回】 観光と交通① 【第10回】 観光と交通② 【第11回】 観光地と観光資源① 【第12回】 観光地と観光資源② 【第13回】 観光と環境① 【第14回】 観光経営の現代的課題 【第15回】 春学期の復習
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