Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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観光経営学特講 II 岡本 伸之
選択  2単位
【経営学専攻】 11-1-1130-1566-06

1. 授業の内容(Course Description)
 観光経営学は、観光供給を担う各種事業活動(=観光事業)の全貌を、経営学の枠組みと理論を援用しながら明らかにする科学である。その目的は、観光経営の現場における問題の所在、諸問題の解決に資する方策、観光のさらなる振興に寄与する事業創造の基礎となる知識・技能・経験を明らかにすることにある。
 本講義の目的は、同じ担当者による学部の講義である「観光経営学」、「宿泊産業経営論」、「観光社会学」の内容を部分的に紹介しつつ、院生向けに講義内容を深化させながら、院生諸君の観光経営研究への関心を引き出すことにある。
 授業の実際は、まず担当者が基礎的な考え方を提示し、その後は履修者との質疑応答を交えて、演習形式により授業を進める。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 観光産業やホスピタリティ産業の経営について学ぶことによって、国内総生産の7割以上をサービスが占めるといわれる中で、サービス産業の代表的な分野であり、わが国の成長戦略の一翼を担う観光産業について、直面する諸問題と解決の基本原理、さらに今後のさらなる飛躍のための諸課題の達成について理解を深めてもらう。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業への出席、質疑応答への積極的な参加、期末に提出を求める講義内容に関連させた任意のテーマについてのレポート、これら3点の評価を総合して最終評価とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは特に指定せず、プリントを配布し、参考書は適宜推薦する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 講義と質疑応答の内容を課題研究や修士論文の内容に反映させることによって学習を深めてほしい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 マーケティング、人的資源管理、財務管理等、幅広い視野を養ってほしい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ホスピタリティとホスピタリティ産業の概念
【第2回】
 宿泊産業の発展①
 「宿の時代」
【第3回】
 宿泊産業の発展②
 「グランドホテルの時代」
【第4回】
 宿泊産業の発展③
 「コマーシャルホテルの時代」
【第5回】
 宿泊産業の発展④
 「プラザホテルの時代」
【第6回】
 ホスピタリティ産業の経営特性
【第7回】
 「経験経済」の時代とホスピタリティ経営
【第8回】
 ホテル産業の事業スキーム
【第9回
 ホテル産業の業種・業態
【第10回】
 ホテル経営の業態(ビジネスモデル)①
 需要サイドの規定要因
【第11回】
 ホテル経営の業態(ビジネスモデル)②
 供給サイドの規定要因
【第12回】
 「多機能型都市ホテル」の業態特性
【第13回】
 「宿泊特化型ホテル」の業態特性
【第14回】
 「観光旅館」の業態特性
【第15回】
 秋学期の復習