Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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農家民宿開業論 宍戸 信一
選択  2単位
【観光経営】 11-1-1130-1780-01

1. 授業の内容(Course Description)
 「交流」という観光や旅行とは形態が異なった手法としてグリーン・ツーリズム事業があります。このグリーン・ツーリズムとは、「滞在型の都市と農村漁村との交流」という手法を用いた事業であり、お客様を受け入れるために、受け入れ地において交流を図る仕組みとして「農家民宿」が存在します。グリーン・ツーリズム事業における農家民宿が果たす役割や、地域社会にもたらす社会的活性化や経済的活性化を理解し、農家民宿の開業について総合的に学習します。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 近年、観光行政を行う全国の都道府県や市町村の観光担当セクションにおいて、「交流」を用いた観光や旅行を展開する事例が増えてきています。全国的な規制緩和の流れを理解し、今後の観光を考えていきます。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(30%)
 定期試験(70%) 期末試験欠席者は、0点の評価となります。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト・参考文献は授業ごとに配布します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テレビ東京などの旅番組において農家民宿が取り上げられる機会が多数あります。授業でも農家民宿の映像を紹介しますが、出来るだけ多くの番組を見る機会を作って下さい。また、インターネットでの農家民宿検索も授業において有効な手段です。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 交流を用いた国民運動として「子ども農山漁村交流プロジェクト」が文部科学省・総務省・農林水産省の連携事業で始まりました。農家民宿での滞在が学校の授業となります。この取り組みを観光に活かしていきましょう。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業方針および講義計画
【第2回】
 日本型グリーン・ツーリズムについて
【第3回】
 グリーン・ツーリズムにおける社会的活性化と経済的活性化について
【第4回】・【第5回】
 グリーン・ツーリズムにおける機能分担
【第6回】・【第7回】
 農家民宿が果たす役割について
【第8回】
 全国の農家民宿の事例
【第9回】・【第10回】
 農家民宿開業に係る諸規則と規制緩和について
【第11回】~【第13回】
 農家民宿の開業プロセス
【第14回】
 全体総括
【第15回】
 総括とテスト