1. |
授業の内容(Course Description) |
|
春期に引き続き、国際司法裁判所の制度と手続きについて特に説明します。本講義には2つの目的があります。第1の目的は、学生諸君に国際裁判手続きを理解することにあります。第2の目的は、本講義を通じて、いわゆる学生諸君のリーガルマインドを養うことにあります。そのため、本講義では、事例問題と判例解説に重きを置くつもりです。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
(1) 国際紛争解決における国際法の役割の理解
(2) リーガルマインドの養成
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席点が50点、WebCT試験が50点です。授業に出席しない限り、単位は取得できません。
また、WebCTは宇都宮キャンパスのLT開発室が管理しているe-learningシステムです。このシステムには授業で使用したパワーポイントファイルをアップロードします。また、このシステムで試験を実施します。
WebCTを使用するには学内LANのパスワードが必要です。学内LANのパスワードを取得していない学生及びパスワードを忘れてしまったという学生は、8号館1階の情報処理センターで、できる限り早くその手続きを行ってください。WebCTのURLは以下のとおりです。
https://webct.teikyo-u.ac.jp/webct/entryPageIns.dowebct
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
国際連合広報局「国際司法裁判所 国際連合の主要司法機関に関する質問と回答」
http://www.unic.or.jp/centre/pdf/icj.pdf
判例集については以下のどちらでもかまいません。
松井 芳郎(編代)『判例国際法(第二版)』(東信堂、2006年)、3,800円+税。
杉原高嶺・酒井啓亘(編)『国際法基本判例 50』(三省堂、2010年)、 2,200円+税。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
WebCTによる予習と復習を行うつもりです。詳細はオリエンテーションのときに説明します。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
武力紛争に至らないように国際紛争を解決する手段について説明します。やる気のある学生をお待ちしています。
なお、この国際紛争処理法Bは、春学期の国際紛争処理法Aの続きです。国際紛争処理法Aを受講しない限りは内容は理解できないでしょうから、国際紛争処理法Bを受講するにあたっては、かならず国際紛争処理法Aを受講してください。
また、第1回目のオリエンテーションで授業のスケジュールと単位の取得方法などを説明するので、必ず出席するようにしてください。2回目以降は個人的にオリエンテーションのことを聞かれても答えませんので、その旨理解しておいてください。
質問のある学生は、yaskita@main.teikyo-u.ac.jpにまでメールを送ってください。なお、その場合は表題に「・・・の件」とした上で、氏名及び学籍番号と用件の内容をメール本文に記して送ってください。匿名メールはスパムとして取り扱います。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
訴訟当事者
【第3回】
訴訟手続
【第4回】
先決的抗弁
【第5回】
仮保全措置
【第6回】
訴訟参加
【第7回】
秋期前半のまとめとWebCT講習会
【第8回】
適用法規
【第9回】
判決(1)
【第10回】
判決(2)
【第11回】
勧告的意見
【第12回】
日豪捕鯨紛争
【第13回】
国際司法裁判所と武力紛争
【第14回】
国連海洋法条約における紛争解決
【第15回】
WTOの紛争解決
WebCT試験
|