Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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法社会学A 髙橋 由紀子
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-0327-05

1. 授業の内容(Course Description)
 法社会学は法と社会の関連を研究対象とする。
 春期は私たちの生活を、労働問題、都市問題、住宅問題、消費者問題、貧困、家族の機能不全といった側面から見つめ直し、これら社会で生じる問題とそれらを規律する(はずの)法律との関係を検討する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 今、私たちの生活に何が起こっているかをしっかりと認識し、問題解決のための法の役割を理解する
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業中に行う小テストと期末試験で評価する。小テストを3回以上受験した学生にのみ期末試験の受験資格を認める。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:岩波新書『日本社会と法』(渡辺 洋三・甲斐 道太郎・広渡 清吾・小森田 秋夫 編)
 参考文献:テーマごとに授業で紹介する。参考文献はMELIC2階の教員推薦図書コーナーにも置いてある。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 指示された参考文献を読む
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 広く社会問題に関心のある学生を歓迎する。毎日、新聞やテレビのニュースに接し、アンテナを広く張っておく必要がある。
 成績評価方法のところで述べたように、授業に毎回出席しないと単位取得は困難である。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 法社会学という学問について
【第2回】
 法社会学の歴史
【第3回】
 法の目で見た企業社会(1)企業と法、長時間労働
【第4回】
 法の目で見た企業社会(2)女性労働と企業社会
【第5回】
 暮らしから見た企業社会(1)都市と土地問題
【第6回】
 暮らしから見た企業社会(2)住宅問題
【第7回】
 自分の住む町をどう評価するか―都市計画法と建築基準法
【第8回】
 暮らしから見た企業社会(3)消費者問題、悪質商法
【第9回】
 暮らしから見た企業社会(4)消費生活と法
【第10回】
 暮らしから見た企業社会(5)家族問題と法
 家族の機能不全
【第11回】
 家族の機能不全 ― DV 児童虐待 高齢者虐待
【第12回】
 貧困問題
【第13回】
 福祉と法 社会的養護(1)里親と児童養護施設
【第14回】
 福祉と法 社会的養護(2)特別養子縁組
【第15回】
 まとめと期末試験